鹿児島県庁舎

鹿児島県庁舎の概要

鹿児島県庁舎は、鹿児島県鹿児島市鴨池新町に位置する行政施設で、鹿児島県の役所が入っています。敷地内には議会庁舎、行政庁舎、警察庁舎などが並び、それぞれの建物は明確な役割を持っています。特に、行政庁舎は鹿児島県内で2番目に高いビルであり、かつては県内で最も高かった時期もありました。

位置とアクセス

〒890-8577の住所にあり、交通アクセスも良好です。バスや市電など複数の公共交通機関が利用可能で、鹿児島空港からはリムジンバスを利用することができます。周囲には公共の施設や公園が豊富に点在し、地方自治体の中心地としての役割を果たしています。

建物の特徴

鹿児島県庁舎には以下の主な建物があります：
1. 議会庁舎：鹿児島県議会が所在する鉄骨鉄筋コンクリート造、地上7階、地下1階の構造で、延床面積は12,686m²です。
2. 行政庁舎：鹿児島県庁の行政部門が集まる重要な建物で、地上20階と高さ93.1mを誇ります。18階には一般開放されている展望ロビーがあり、鹿児島市内を一望できるスポットとして人気があります。
3. 警察庁舎：鹿児島県警本部が入る地上10階、地下1階の鉄骨鉄筋コンクリート建造物で、延床面積は24,047m²となっています。

いずれの建物も、外壁は花崗岩、磁器質タイル、アルミパネルが施されており、近代的且つ品格のある外観を持っています。

歴史

鹿児島県庁の歴史は1871年まで遡ります。廃藩置県により、鹿児島城内にあった知政所が鹿児島県庁へと改称されました。その後、移転を繰り返し、1879年には現在の中央公園に近い場所に2回目の県庁舎が建設されました。1925年には、当時の近代的な技術を駆使したネオルネッサンス様式の県庁舎が完成しました。

1990年代に入ると、県庁舎の整備が検討され、1993年の着工を経て、1996年に現在の庁舎が竣工しました。この新庁舎には現代の行政業務にふさわしい設備が整えられています。

周辺施設

鹿児島県庁舎周辺には多くの公共施設や公園が存在します。県内の郵便局や陸上競技場、野球場、鹿児島大学などが近隣にあり、地域とのかかわりが深い場所となっています。また、観光名所となる鴨池公園や海づり公園も徒歩圏内で、住民や観光客にとって魅力的なエリアです。

鹿児島県庁舎は、行政業務の中心だけでなく、地域の歴史や文化を支える重要な施設として、多くの人々に利用されています。

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