鹿児島県立博物館

鹿児島県立博物館

鹿児島県立博物館は、鹿児島県鹿児島市にある総合博物館です。本館、別館、旧考古資料館の3つの建物から構成されており、それぞれの建物で異なるテーマの展示を行っています。

特色

博物館の起源は、1914年に鹿児島県立図書館内に設置された博物部常任委員会に遡ります。現在の本館は1981年に開館しました。県内には他にも歴史や考古学に関する施設がありますが、当館は自然史系の研究・教育に重点を置いており、学芸員は昆虫、脊椎動物、植物、地質学、古生物学、天文学といった幅広い分野に対応しています。

博物館は鶴丸城跡に位置しており、周辺には西郷隆盛の銅像、鹿児島県歴史・美術センター黎明館、鹿児島県立図書館、鹿児島市立美術館、かごしま近代文学館・かごしまメルヘン館などの文化施設が集まっており、この一帯は「かごしま文化ゾーン」として親しまれています。

沿革

1883年9月：現在の考古資料館が県立興業館として竣工
1912年4月：鹿児島県立図書館内に博物部常任委員会を設置
1913年8月：鹿児島県立図書館内に郷土博物室を設置
1927年10月：現在の博物館本館が県立図書館として竣工
1951年1[[1月]]：空襲で焼失した県商工奨励館を県立博物館として再建
1953年3月：鹿児島県立博物館が発足
1966年1[[1月]]：鹿児島県文化センター4階に科学館を開設（プラネタリウム、恐竜化石展示室など）
1980年1[[1月]]：旧県立図書館を県立博物館として改装
1981年1月：科学館が県立博物館に移管、現在の博物館本館が開館
1997年3月：本館外壁工事完了、常設展示場改装
2004年8月：本館耐震補強工事完了、新収蔵室設置

展示室

本館
1階：企画展示室
2階：自然総合展示室A
3階：自然総合展示室B
別館（宝山ホール4階）
プラネタリウム
化石展示室（アロサウルス、カンプトサウルスの全身骨格を展示）

歴史的建造物

考古資料館
1883年竣工の県立興業館として建設。
1998年に国の登録有形文化財に登録。
皇太子裕仁親王（後の昭和天皇）や久邇宮邦彦王、良子女王（後の香淳皇后）が訪れた歴史を持つ。
博物館本館
1927年竣工の県立図書館として建設。九州初の鉄筋コンクリート造の図書館であった。
2008年に登録有形文化財に登録。

アクセス

バス:
鹿児島市営バス、鹿児島交通、南国交通、JR九州バス「天文館」バス停より徒歩約10分
市電:
鹿児島市電「天文館通」電停より徒歩約10分

出典

鹿児島県立博物館
鹿児島県立博物館 - インターネットミュージアム
鹿児島県立博物館 - artscape
* 鹿児島県立博物館（旧鹿児島県立図書館） - 文化遺産オンライン（文化庁）

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