鹿児島県立開陽高等学校

鹿児島県立開陽高等学校について

鹿児島県立開陽高等学校は、鹿児島県鹿児島市西谷山に位置する県立の単位制高等学校です。県内では珍しく、全日制、定時制、通信制の三つの課程を併設しており、多様な学習ニーズに応える教育を提供しています。

特徴

単位制: 学年制ではなく単位制を採用しており、生徒は自分のペースで学習を進めることができます。これにより、個々の学習進度や目標に応じた柔軟な学習計画が可能となっています。
三課程の設置: 全日制、定時制、通信制の三課程を設置しており、それぞれのライフスタイルや学習目標に合わせた学び方が選択できます。定時制は県本土部では唯一の設置、通信制は県内唯一となっています。
授業時間: 1コマ90分という、通常の高校の約2倍の授業時間となっています。これにより、より深く、よりじっくりと学習に取り組むことができます。
自由な校風: 「自己責任・自己管理」をモットーとしており、細かな校則は定められていません。髪型や服装も原則として自由であり、アルバイトも学業に支障がない範囲で許可されています。
学年制ではない: 学年という概念がなく、入学年次、中間年次、卒業年次の3つに分かれています。卒業見込み以外の生徒は基本的に中間年次となり、柔軟な学びの体制を整えています。

設置学科

全日制
普通科
福祉科
定時制
普通科
オフィス情報科
通信制
普通科
遠隔地や離島の生徒の便宜を図るため、県内14の協力校でスクーリングや定期試験を実施しています。
衛生看護科
技能連携校である肝付町立高山准看護学校への入学が必要です。

来歴

2000年4月、鹿児島県初の定時制・通信制を持つ単位制高校として、鹿児島市下伊敷に開校しました。2003年には全日制課程を新設し、現在の三課程体制となりました。同時に、校舎を上福元町に移転しています。

募集要項

全日制・定時制
1期：推薦入学選抜（学校推薦、自己推薦）
2期：公立高校選抜試験（一般受験）
3期：転編入者等選抜試験
4期：後期入学選抜試験

1期と2期は他の公立高校と同様の選抜方法で、1期～3期は4月入学、4期は10月入学となります。

通信制
前期・後期に分かれ、転入学は作文と面接、新入学・編入学は書類選考となります。

募集定員

全日制
普通科：160人
福祉科：40人
定時制
普通科：80人
オフィス情報科：40人
通信制
定員なし

その他

鹿児島県立開陽高等学校は、多様な学習ニーズに応えるための環境が整っています。自由な校風の中で、生徒一人ひとりが自己の目標に向かって成長できる学校と言えるでしょう。

関連項目

鹿児島県の高等学校設立年表
鹿児島県高等学校一覧
日本の商業に関する学科設置高等学校一覧
日本の看護に関する学科設置高等学校一覧
日本の福祉に関する学科設置高等学校一覧
高等学校通信教育

外部リンク

鹿児島県立開陽高等学校

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