西谷山

鹿児島市西谷山の詳細情報

西谷山（にしたにやま）は、鹿児島県鹿児島市に位置する町丁で、郵便番号は891-0117です。2020年4月1日現在の人口は3,746人、世帯数は1,526世帯となっています。西谷山一丁目から西谷山四丁目までが存在し、全域で住居表示が実施されています。

地理

西谷山は、鹿児島市の南部に位置し、木之下川の中流域に広がっています。北から西にかけては上福元町、南には谷山中央七丁目・六丁目、慈眼寺町、西には下福元町、東には谷山中央八丁目が隣接しています。町域の北端には鹿児島県道20号鹿児島加世田線が東西に走り、南端は九州旅客鉄道指宿枕崎線が通っています。

町の中央部には鹿児島県立開陽高等学校と鹿児島県立鹿児島盲学校が、北部には谷山善き牧者幼稚園、鹿児島市高齢者福祉センター谷山、谷山第二中央公園が、南部には西谷山保育園、西部には鹿児島市立西谷山小学校があります。これらの施設は、この地域が文教・福祉の中心であることを示しています。

歴史

西谷山の歴史は、昭和初期には水田が広がっていた地域に、1942年に田辺航空工業の本社と工場が建設されたことから始まります。この工場周辺には従業員の社宅が集まり、田辺集落が形成されました。しかし、1945年の空襲により工場は全壊。終戦後、平和産業に転換し社名を新生工業と改称しましたが、1951年に事業を閉鎖しました。

1949年には、田辺航空工業の工場跡地に、児童養護施設である愛の聖母園が設置されました。さらに、1958年には鹿児島県立農業試験場が鴨池町から移転し、広大な敷地で研究が行われました。この農業試験場は2006年に廃止され、現在は鹿児島県立農業大学校敷地内に移転・改組されています。

区画整理と発展

1997年から谷山第二地区土地区画整理事業が開始され、西谷山を含む約72.9ヘクタールの区域が整備されました。この事業は2016年に完了し、西谷山は住みやすい住宅地として生まれ変わりました。また、2010年には谷山文教・福祉地区に指定され、文教・福祉施設の拠点としての役割が明確になりました。

2003年には鹿児島県立開陽高等学校が、2011年には鹿児島県立鹿児島盲学校が移転し、教育施設が充実しました。

町名の成立

西谷山という町名は、2014年2月17日に谷山第二地区（第一期）として住居表示が実施された際に、上福元町と下福元町の一部から誕生しました。この時、西谷山一丁目と西谷山二丁目が設置されました。その後、2020年2月3日には、西谷山三丁目と西谷山四丁目が追加され、現在の町域が確定しました。

主な施設

西谷山には、以下のような公共施設、教育施設、福祉施設があります。

公共施設
南部保健センター
南部親子つどいの広場（たにっこりん）
鹿児島市高齢福祉センター谷山
谷山第二中央公園
教育施設
鹿児島県立開陽高等学校
鹿児島県立鹿児島盲学校
鹿児島県立鹿児島南特別支援学校
鹿児島市立西谷山小学校
谷山善き牧者幼稚園
福祉施設
西谷山保育園
愛の聖母園

世帯数と人口

2020年のデータによると、丁目別の世帯数と人口は以下の通りです。

（データは割愛）

学区

西谷山に住む児童・生徒が通う小中学校の学区は以下の通りです。

（データは割愛）

交通

西谷山を通る主な道路は以下の通りです。

* 鹿児島県道20号鹿児島加世田線

まとめ

西谷山は、歴史的な背景を持ちながらも、区画整理事業によって住みやすい環境が整備された地域です。教育施設や福祉施設が充実しており、文教・福祉の中心地としての役割を担っています。交通の便も良く、住む人々にとって魅力的な場所と言えるでしょう。

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