鹿児島県立鹿児島盲学校

鹿児島県立鹿児島盲学校について

鹿児島県立鹿児島盲学校は、鹿児島市の西谷山に位置する特別支援学校で、視覚障害を持つ学生に特化した教育を行っています。この学校は、小学部から高等部に至るまで、さまざまな教育課程を設けています。また、国家試験受験資格を得るための職業教育課程も充実しています。

学校の特徴

鹿児島盲学校は、視力が0.3未満または視機能に高度な障害を持つ生徒を受け入れています。こうした条件を満たす生徒は、通常の文字や図形を視覚的に認識するのが難しいため、学校は個別のニーズに応じた教育を行っています。

教育課程

以下の学部と学科が設置されています。

• - 小学部・中学部: より基礎的な学びを重視し、生徒が社会に出るための力を養う基盤を築きます。
• - 高等部: 高等学校に準じた教育を行い、より専門的な知識と技術の習得を目指します。

- 普通科: 高校教育と同等の内容を提供。
- 保健理療科: あん摩マッサージ指圧に関する専門教育が行われており、修了後には国家試験受験資格が得られます。
- 専攻科: より専門的な職業教育で、あん摩マッサージ、はり、きゅうに対応しています。

在籍者数

令和7年度は、全校で25人の生徒が在籍しており、18の学級に分かれて教育を受けています。これにより、小規模ながらもきめ細やかな教育が提供されることが可能となっています。

部活動と交流

学校では運動部や音楽部が活動しており、生徒は特技を磨く機会が得られます。また、鹿児島県立鹿児島聾学校やいくつかの地域の小学校、高校とも交流学習が行われており、他校の生徒との意義ある交流が実現しています。

寄宿舎

小学部から高等部専攻科までが利用できる寄宿舎が設けられており、安心して学ぶ環境が整っています。これにより、地域に関わらず多様な背景を持つ生徒が集まり、共に成長できる機会が生まれます。

主な行事

鹿児島盲学校では、数々の行事が行われます。入舎式や歓迎会、七夕かざり、十五夜会、お楽しみ会、節分会、送別会など、子どもたちが楽しみながら集まる場が設けられています。それに加えて、避難訓練や誕生会が定期的に行われ、実践的な学びも進めています。

施設概要

校舎は鉄骨造で3階建て、敷地面積は20,000㎡、延床面積は9,708㎡に及びます。2009年から2010年にかけて建設され、最新の施設環境が整えられています。

このように、鹿児島県立鹿児島盲学校は視覚に障害を持つ生徒へ特化した専門的な支援を行い、多様な学ぶ機会を提供している重要な教育機関です。

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