鹿児島高等学校

鹿児島高等学校について

鹿児島高等学校（英: Kagoshima High School）は、鹿児島県鹿児島市の薬師一丁目に位置する私立の高等学校であり、学校法人津曲学園が運営しています。地元で「鹿高」として知られるこの学校は、県内で最大級の生徒数を誇り、約2000名が在籍しています。近隣には同名の「鹿児島県立鹿児島工業高等学校」が存在しますが、地元で「かこう」と呼ばれる場合は一般的に鹿児島高等学校を指すことが多いです。

この学校は、鹿児島高等女学校および鹿児島中学校（旧制）を前身としています。鹿児島の名前がついていることで、外部から来た者には公立学校と思われがちですが、実際には私立の教育機関です。近年では、卒業生の多くが大学に進学するか、地元の企業に就職しています。特に、姉妹校である鹿児島国際大学への進学も盛んです。

学校の歴史

鹿児島高等女学校は1922年に設立後、1923年には開校の運びとなりましたが、1945年の戦災で全焼しました。その後、1948年に鹿児島中学校と合併し、新制の高等学校として再出発を遂げました。1950年には「鹿児島高等学校」と改称し、商業科を設けるなど、教育課程が整備されていきました。この時期、工業化学科も設立されましたが、その後募集が停止され、1980年代に入ると英数科が新たに設けられるなど、教育方針は時代に合わせて変化してきました。

学校生活

鹿児島高等学校には、多様な学科が設置されています。主要な学科としては、普通科、英数科、情報ビジネス科が挙げられます。これに加えて、部活動も活発に行われており、美術部、野球部、バスケットボール部、陸上競技部など多彩な選択肢があります。特に、女子バスケットボール部はウインターカップへの出場経験があり、部活動が充実していることが特徴です。

寮生活

これまで「玉江寮」と呼ばれる寮が存在していましたが、2013年度に閉館しました。この寮は元々、鹿児島短期大学の寮であり、その後鹿児島高等学校の女子寮に転用されました。今後は、学生は学校が斡旋する下宿を利用する形になります。

交通アクセス

学校の立地は鹿児島中央駅から徒歩約13分の距離にあり、JR九州新幹線や各線が利用できるため、多方面からの通学が可能です。

著名な出身者

鹿児島高等学校からは、多くの著名な卒業生が輩出されています。女優の稲森いずみさんや、実業家の稲盛和夫さん、プロ野球選手の栫政彦さんや黒江透修さんなどがいます。これらの人物は、各分野で活躍し、この学校の教育の成果を証明しています。

以上のように、鹿児島高等学校はその長い歴史と多彩な教育課程を持ち、地域社会に根付いた教育機関として多くの生徒たちに学びの場を提供しています。

もう一度検索