麗

麗(うるは) - the GazettEのギタリスト

神奈川県平塚市出身の麗(うるは)は、ヴィジュアル系バンドthe GazettEにおいて、卓越したギタープレイで知られるギタリストです。O型の血液型で、身長は177cm。ファンからは「うっさん」や「う様」といった愛称で親しまれています。

音楽への道

麗のギターへの情熱は、LUNA SEAのSUGIZOへの憧れから始まりました。幼少期からギターを学び、REITAとの出会いによって、本格的に音楽活動をスタートさせます。二人は幼少期にサッカーを通じて知り合い、その後、幾多のバンドを共に経験するなど、長年の深い絆で結ばれています。LUNA SEAやX JAPANなどの楽曲をコピーする活動を経て、音楽的な基盤を築き上げていきました。

the GazettEでの活躍

2002年、REITA、RUKI、葵、由寧と共にthe GazettEを結成。バンドの中心メンバーとして、数々の楽曲で圧倒的な存在感を示しています。そのプレイスタイルは実に多様で、高速な速弾きから、ライトハンド奏法、アーミングプレイまで、テクニックを駆使した演奏で聴く者を魅了します。楽曲「Psychedelic Heroine」、「THE INVISIBLE WALL」、「13STAIRS[-]1」、「BEFORE I DECAY」、「CLEVER MONKEY」ではライトハンド奏法を、また「Cassis」、「紅蓮」、「虚無の終わり、箱詰の黙示」ではアーミングプレイを効果的に用いた演奏を披露しています。特に「ガンジスに紅い薔薇」のギターソロは、即興で演奏されたアドリブソロとして知られています。

ギターへのこだわり

麗のギタープレイに影響を与えたアーティストには、SUGIZO、Slipknot、SUM41、Metallica、Steve Vaiなどが挙げられます。中でもSteve Vaiの影響は大きく、同じモデルのワウペダルを使用したり、メインギターであるESP HELLIONのピックアップをSeymour DuncanからDiMarzio Evolutionに変更するなど、機材にも並々ならぬこだわりを見せています。

人となり

麗という名前は、RUKIによって名付けられました。実は、RUKI自身が最初にこの名前を使う予定でしたが、自身の名前が「ルキ」に決定したため、麗に譲ったというエピソードがあります。

ライブ前にファンからプレゼントされたお酒を飲むことがあり、賛否両論あるようですが、麗自身は「ライブでは普段のテンションではいられない。自分が楽しめなければ、観客にも楽しさを伝えられない。テンションを上げるために飲んでいる」と説明しています。

メンバーの中で最も身長が高く、以前は八百屋や深夜のコンビニでアルバイトをしていた経験も持ちます。また、遅刻癖がひどく、実家暮らしの頃はREITAに送迎してもらっていたというエピソードも明かされています。

使用機材

麗は長年に渡り、様々なギターとアンプを愛用しています。主な使用ギターはESPブランドのモデルが中心で、HELLION、HORIZON、POTBELLYなど、複数のモデルを使い分けています。アンプはMESA BOOGIE、Diezel、CUSTOM AUDIO AMPLIFIERSなど、様々なブランドの高出力アンプを使用し、そのサウンドメイクにも並々ならぬこだわりを持っています。また、DigiTech Whammyなどのエフェクターも使用し、楽曲毎に最適なサウンドを作り出しています。使用する機材は、the GazettEのツアーやライブ活動によって変化しており、それぞれのツアー毎に詳細な機材リストが公開されています。

まとめ

麗は、高い演奏技術と独自の音楽性で、the GazettEのサウンドを支える重要な存在です。LUNA SEAのSUGIZOへの憧れから始まり、Steve Vaiなど、数々のアーティストからの影響を受けつつも、独自のスタイルを確立し、常に進化を続けるギタリストと言えるでしょう。その個性的なキャラクターと、音楽への情熱は、多くのファンを魅了し続けています。

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