麗水警察署

麗水警察署について

麗水警察署（ヨスけいさつしょ）は、大韓民国全羅南道に位置する麗水市全域を管轄する警察署であり、全南地方警察庁の指揮下で治安維持活動を行っています。

沿革

当署の歴史は、1945年10月21日の開署から始まります。しかし、開署からわずか3年後の1948年10月29日、麗水・順天事件（麗順事件）が発生し、その混乱の中で庁舎は焼失するという大きな被害を受けました。その後、復旧作業が進められ、翌年の1949年1月25日には失われた庁舎の再建が完了し、業務が再開されました。さらに時を経て、現在の庁舎が完成したのは1991年6月11日のことです。このように、麗水警察署は激動の歴史を経て、地域の安全を担う拠点として再建・発展を遂げてきました。

組織

麗水警察署の組織は、地域社会の多様な治安ニーズに対応するため、専門的な部署によって構成されています。主要な部署としては、署内の管理運営を担う警務課をはじめ、市民生活の安全確保に取り組む生活安全課、事件捜査を専門とする捜査課、凶悪犯や重要事件を担当する刑事課があります。また、交通安全の確保や警備を担当する警備交通課、さらに情報収集や公安に関わる情報保安課が置かれており、それぞれの役割分担のもとで効率的かつ組織的な警察活動が行われています。

管轄区域

麗水警察署は、麗水市全域をその管轄区域としています。広大な地域をカバーするため、複数の派出所や治安センターを設置し、地域に密着した形で治安サービスを提供しています。

管轄派出所及び治安センター

麗水市内の各地域には、住民により近い場所で警察サービスを提供するための派出所が多数設置されています。主な派出所には、光武派出所、南山派出所、南面派出所、東門派出所、突山派出所、美坪派出所、万興派出所、鳳山派出所、三日派出所、三山派出所、召羅派出所、新基派出所、双鳳派出所、麗文派出所、栗村派出所、中央派出所、華陽派出所、華井派出所などがあります。

さらに、より小規模な拠点として治安センターも設置されており、菊洞治安センター、舞仙治安センター、安山治安センターなどが地域の安全維持に貢献しています。これらの派出所や治安センターが連携し、管轄区域内の隅々まで目の行き届いた警察活動を展開しています。

麗水警察署は、これらの組織体制と下部組織を通じて、麗水市民が安心して暮らせる社会の実現を目指し、日々の業務に邁進しています。

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