麻央侑希

麻央侑希：宝塚から舞台へ羽ばたく実力派女優

麻央侑希（まお ゆうき）さんは、12月13日生まれの日本の女優です。宝塚歌劇団星組出身の男役スターとして活躍した後、舞台を中心に活躍の場を広げています。176cmの長身とO型の血液型、そして「まお」「まおちゃん」など親しみやすい愛称も魅力の一つです。神奈川県横浜市出身で、成城学園高等学校を卒業しています。

宝塚歌劇団時代：輝かしい経歴

2006年、宝塚音楽学校に入学。2008年、宝塚歌劇団に94期生として入団。同期生28番という成績で、月組公演『ME AND MY GIRL』で華々しく初舞台を踏みます。その後、星組に配属され、新人公演で幾度となく主演を務めるなど、早くからその才能を認められました。

星組時代には、『ノバ・ボサ・ノバ』や『The Lost Glory』などで新人公演主演を務め、高い評価を獲得。さらに『アルカサル』では十碧れいやさんとバウホール公演でダブル主演を果たすなど、着実にキャリアを積み重ねていきました。紅ゆずる・綺咲愛里トップコンビの退団公演である『GOD OF STARS／エクレール ブリアン』の東京公演千秋楽(2019年10月13日)をもって宝塚歌劇団を退団しました。

宝塚時代には、数々の重要な役を演じました。新人公演では、凰稀かなめさんや柚希礼音さんといったトップスターの役を演じる機会も多く、将来を嘱望される存在として活躍しました。さらに、バウホール公演や全国ツアーにも多数出演し、幅広い経験を積みました。また、タカラヅカスペシャルにも複数回出演し、その人気ぶりをうかがわせます。

多彩な才能：舞台以外の活動

麻央さんは、舞台俳優としての活動以外に、数々の才能を見せています。幼い頃からクラシックバレエや器械体操、陸上競技などに励み、中学時代には100メートルハードルで世田谷区で3位になるほどの運動神経の持ち主です。高校時代にはジャズダンスを始め、宝塚OGの講師から宝塚受験を勧められたことが、宝塚入団のきっかけとなりました。

実は、麻央さんの祖父は野球評論家の広岡達朗さん、伯父は元プロ野球選手の広岡富夫さんというスポーツ一家に育ちました。その血を受け継ぎ、運動能力の高さと持ち前の努力によって、宝塚歌劇団での成功を収めたと言えるでしょう。

宝塚退団後：更なる高みへ

宝塚歌劇団退団後は、舞台女優として更なる活躍を見せています。2021年の『ル・シッド』や2022年の『夜明けのうた』、『BUNNY GIRL〜十人兎色〜』など、様々な舞台作品に出演し、高い評価を得ています。2023年には『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語にも出演。人気作品への出演を通して、その演技力はますます磨きがかかっています。 今後の活躍にも期待が高まります。

また、阪急阪神の初詣ポスターモデルやアシックスのCM出演など、広告業界でも活躍の場を広げています。

麻央侑希さんは、宝塚歌劇団での経験と、幼少期からの鍛錬によって培われた高い身体能力、そして類まれな表現力を持つ、実力派女優です。今後の活躍から目が離せません。

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