黄金のパートナー

黄金のパートナー (1979) : 隠された財宝を追う青春アドベンチャー

『黄金のパートナー』は、1979年4月28日に公開された日本映画。西村京太郎の同名小説『発信人は死者』を原作とし、監督は西村潔が務めた。本作は、紺野美沙子の映画デビュー作としても知られている。

あらすじ

物語は、フリーカメラマンと白バイ警官が偶然傍受した謎のモールス信号「SOS245109」から始まる。その信号は、第二次世界大戦中に帝国海軍が隠したとされる10億円相当の金塊の存在を示唆していた。金塊の謎を追ううちに、彼らは一人の若い女性、氏家由紀子と出会う。それぞれ異なる目的を持つ3人は、金塊を求めて南国の島、サイパンへと旅立つ。しかし、金塊を狙うのは彼らだけではなかった。様々な思惑が絡み合う中、彼らは裏切りや陰謀、そして危険な冒険に巻き込まれていく。

キャスト

野口浩介：三浦友和
江上周作：藤竜也
氏家由紀子：紺野美沙子
森由枝：吉行和子
山崎：小林稔侍
笹島：山本麟一
神谷信博：芦田伸介
大川：佐藤慶

スタッフ

製作：山田順彦
監督：西村潔
原作：西村京太郎
脚本：長野洋
音楽：来生たかお、高中正義

音楽

音楽は、来生たかおと高中正義が担当。来生たかおは主題歌「そして、昼下り」と挿入歌「ゆるやかに愛が…」「夢のトライアル」「潮風のソネット」も担当しており、自身もエンドロールに歌手として出演している。

製作の裏側

企画の発端は、東宝映画の社員であった高井英幸が、西村京太郎の『発信人は死者』に感銘を受けたことだった。高井は当初、水谷豊を主演にイメージし、ストーリーを改変していたが、最終的に三浦友和主演の企画として製作が進められることになった。当初、原作の舞台はトラック諸島であったが、撮影の都合上、サイパンに変更された。

こぼれ話

劇中には三菱自動車工業のギャランΛが登場し、サイパンでの走行シーンがCMにも使用された。


『黄金のパートナー』は、1970年代の日本映画らしい、青春と冒険、そしてミステリーが融合した作品。美しい南国の風景を背景に、個性的なキャラクターたちが織りなす物語は、観る者を引き込む魅力に満ちている。

外部リンク

黄金のパートナー - allcinema
黄金のパートナー - KINENOTE
黄金のパートナー - MOVIE WALKER PRESS
* 黄金のパートナー - 映画.com

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