黄金狂時代 (アルバム)

アルバム『黄金狂時代』について

『黄金狂時代』（おうごんきょうじだい）は、日本の著名なミュージシャン泉谷しげるによる通算5番目のアルバムであり、スタジオ・アルバムとしては4枚目にあたります。エレックレコードに在籍していた時期の最後のスタジオ・アルバムでもあります。この作品では、泉谷しげるが当時サポートしていた二つのバンド、イエローとラストショウが共演しており、その音楽スタイルが豊かな音色を生み出しています。

バンドサポート

アルバムの中では、「眠れない夜」、「火の鳥」、「Dのロック」の3曲が、ドラムスのジョニー吉長が在籍していたイエローによる演奏となっています。これらのトラックでは、彼らの力強いリズムと泉谷の独特な歌声が見事に調和し、印象的なサウンドを創り出しています。一方で、残りのトラックはラストショウの演奏によるもので、とりわけ「溶岩道路RAG」は泉谷の情熱的なシャウトが聴かれるものの、実質はラストショウによるインストゥルメンタルのパフォーマンスとなっています。

再発売とその変遷

エレックレコードが倒産した後、このアルバムはフォーライフ・レコードから新しいジャケットデザインでLPが再発売されました。さらに、1992年にはCD版もリリースされ、その後も旧エレックのカタログが再発される中で、バップ、ポニーキャニオン、ワーナーミュージック・ジャパンからCDが再びリリースされています。これらのリリースにおいてジャケットデザインは、オリジナルのエレック盤LPに準じたものが使用されており、ファンにとって思い出の一枚となっています。

収録曲の名曲

このアルバムには、以下のような収録曲があります。

SIDE A

1. 眠れない夜 (3:03) - 作詞・作曲：泉谷しげる
2. ア・ハ・ハ・ハ - 作詞・作曲：泉谷しげる
3. 暗闇街丑松通 - 作詞・作曲：泉谷しげる
4. 火の鳥 - 作詞・作曲：泉谷しげる
5. 溶岩道路RAG - （作詞・作曲のクレジットなし）
6. 摩天楼 - 作詞・作曲：泉谷しげる

SIDE B

1. 遥かなる人 - 作詞・作曲：泉谷しげる
2. Dのロック - 作詞・作曲：泉谷しげる
3. 人情夜曲 - 作詞・作曲：泉谷しげる
4. 懐かしい人 - 作詞・作曲：泉谷しげる
5. 明日のヒマ人 - 作詞・作曲：泉谷しげる
6. 北の詩人 - 作詞・作曲：泉谷しげる

各曲は泉谷の個性的な作風が反映されており、聴き手を惹きつける魅力を持っています。特に彼の歌詞は、心の奥底に響くものがあり、多くのリスナーに共感を呼ぶでしょう。全体を通して、『黄金狂時代』は音楽的探求や情熱が色濃く表れた作品であり、日本のロックシーンにおいて重要な位置を占めています。

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