黄龍義

黄龍義（ファン・ロンイ）

黄龍義（ファン・ロンイ、Huang Lung-Yi、1979年2月20日 - ）は、台湾（中華民国）新北市出身の元プロ野球選手（外野手）です。右投げ右打ち。

経歴

輔仁大学を経て、2001年に台湾職業棒球大聯盟（TML）の高屏雷公に入団。

2002年シーズン終了後、TMLと中華職業棒球聯盟が合併し中華職業棒球大聯盟（CPBL）が発足。2003年からは第一金剛に移籍しました。

元々、守備と走塁には定評がありましたが、打撃には粗さが目立ちました。しかし、La Newが強豪チームに成長するにつれて、自身の打撃にも確実性が増し、2005年には初の3割を達成。

2006年には、第1回WBCチャイニーズタイペイ代表に選出されています。

2007年には、盗塁王のタイトルを獲得しました。

2008年には、La Newの副キャプテンに任命され、開幕から絶好調。7月15日にはCPBL史上最速で100安打を記録し、前年の高国慶に続く年間最多安打記録も期待されました。しかし、8月以降に失速し、記録はおろか最多安打のタイトルも逃しました。それでも自身2度目の3割を記録し、本塁打・打点も自己ベストを更新しました。

2009年は、前年とは一転して不振に苦しみ、2010年も成績はさらに悪化。シーズン終了後に現役を引退しました。

引退後は、呉鳳科技大学野球部の打撃コーチに就任し、後進の指導にあたっています。

選手としての特徴・人物

台湾を代表する俊足巧打の外野手として知られています。パンチ力も兼ね備えており、チームでは1番打者や3番打者を務めることもありました。

国際大会の代表選出では、一次選考には常に名前が挙がるものの、最終選考で落選することが多く、WBC以外には代表経験がありません。

ニックネームは「EZ」。由来は、「黄龍義」と「黄容易」の北京語の読み方が似ていることから、「容易」の英訳である「easy」と呼ばれるようになったのが始まりです。後に、現在の「EZ」で定着しましたが、その後も「easy」という愛称も使用されているようです。

詳細情報

年度別打撃成績（省略）
背番号
53 （2001年 - 2002年）
43 （2003年）
30 （2004年 - 2010年）
代表歴
2006 ワールド・ベースボール・クラシック・チャイニーズタイペイ代表

外部リンク

台湾野球ウィキ館 黃龍義'>台湾野球ウィキ館 黃龍義 （繁体字中国語）
* CPBLでの成績

もう一度検索