黒の剣

黒の剣-Blade of The Darkness



『黒の剣-Blade of The Darkness』は、1995年2月にフォレストによって開発・販売された2D形式のロールプレイングゲーム(RPG)です。本作は、プレイヤーが広大なフィールドマップを探索し、アクションを織り交ぜながら物語を進めるスタイルが特徴であり、更に、戦闘時にはキャラクターのアクションがアニメーションで展開されることで、プレイヤーに対し臨場感を提供します。

移植とリニューアル


このゲームは、リリース後に様々なプラットフォームに移植されており、その都度、開発・販売を行う会社が異なります。特に1997年にPlayStationに移植された際には、グラフィックや音楽が新たにリニューアルされ、加えて主要キャラクターの音声に声優が起用されました。その中には岩男潤子子安武人折笠愛などの著名な声優が名を連ねています。また、プロモーションの一環として作成された「キャラクターボイススペシャル・ビデオトーク(VHS)」も存在し、これらは非売品としてファンの間で高く評価されています。さらに、2011年10月12日からはPlayStation Storeでゲームアーカイブスとして本作が配信され始め、より多くの新たなプレイヤーに触れられる機会を得ました。

主な登場キャラクター


本作には個性的で魅力的なキャラクターが登場します。以下は主要キャラクターの紹介です。

  • - シノブ・リュード(声:岩男潤子): 異国の一族に属する少女で、黒い髪と黒い瞳を持つ。呪符魔術を用いて戦い、背中には「黒の剣」を背負い、その真の継承者にふさわしい剣士を求めています。

  • - カイエス・ナインターク(声:子安武人): 修行中の旅の剣士で、高い剣技を持ちます。呪い師の魔鏡に導かれ、シノブに従うことになります。

  • - エニス(声:折笠愛): 髪の色から「赤いエニス」と呼ばれる盗賊で、ユニークな存在感を持っています。

  • - ゼフュードル(声:梁田清之): 用心棒として活動する剣士で、カイエス同様の剣技に長けています。

  • - リール・レッドエリン(声:長沢美樹): 遺跡発掘チームのリーダーとして活躍する天才少女です。

  • - ヴィイ、ルルス、ガルサ(声:それぞれ異なる声優): 黒竜の三使徒として登場し、物語に様々な影響を与えます。

  • - ゴードン(声:古田信幸)および妣虎(声:紗ゆり): シノブと同じ特徴を持つ不思議な存在で、物語の鍵を握るキャラクターです。

スタッフについて


本作の制作には多くの才能あるスタッフが関与しています。ゲームデザインやキャラクターデザインは大崎直樹氏によるもので、メインプログラムは益子英樹氏が担当しました。シナリオやマップデザインもさまざまな専門家によって仕上げられ、各部門の協力によって全体がまとめられています。音楽や効果音も高い評価を得ており、プレイヤーの没入感を一層深めています。特に、パッケージのイラストは結城信輝氏によるもので、ビジュアル面でもファンの心を掴んでいます。

このように、1995年より続く『黒の剣-Blade of The Darkness』は、時を経てもなお多くの信者を持つ作品であり、その魅力は今も衰えることがありません。

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