黒岩敏幸

黒岩敏幸（くろいわ としゆき）は、1969年2月27日生まれの日本の元スピードスケート選手です。群馬県嬬恋村出身で、1990年代を代表する名選手として知られています。オリンピックには3大会連続で出場し、1992年のアルベールビルオリンピックでは500mで銀メダルを獲得しました。

生い立ちと選手経歴

黒岩敏幸は、群馬県立嬬恋高等学校を卒業後、日本大学文理学部に進学しました。実業団ではミサワホームに所属し、その後、黒岩水道設備に所属しました。1991年の世界スプリント選手権では総合3位に入賞し、その才能を早くから開花させました。

1992年、アルベールビルオリンピックでは、500mで銀メダルを獲得し、日本のスピードスケート界に大きな功績を残しました。1994年のリレハンメルオリンピックでは、1000mで11位に入賞しました。1998年の長野オリンピックにも出場し、3大会連続のオリンピック出場を果たしました。また、同年のW杯バゼルガディピネ大会では、500mと1000mの両種目で2位に入賞しました。

2001年には、岩手国体成年500mで優勝。全日本スピードスケート距離別選手権大会では、500mで7位、1000mで5位に入賞しました。

引退後

2002年、黒岩敏幸は富士急のコーチに就任し、後進の指導にあたりました。2004年に富士急を退社した後は、解説者としても活躍しました。

2010年のバンクーバーオリンピックでは、スピードスケート短距離のテレビ解説を担当し、男子500mで長島圭一郎、加藤条治がメダルを獲得する瞬間を目の当たりにしました。このレースは、自身が表彰台に上がったアルベールビルオリンピック以来となるダブル表彰台となり、大きな感動を覚えました。

黒岩敏幸の功績

黒岩敏幸は、1990年代の日本のスピードスケート界を牽引した選手の一人であり、オリンピックでの銀メダル獲得は、多くの人々に感動を与えました。また、引退後は指導者や解説者として、スピードスケートの普及に貢献しました。

その他

日本の冬季オリンピック銀メダリストの一人
外部リンク: 黒岩敏幸 - Olympedia（英語）

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