黒松駅 (島根県)

黒松駅について

黒松駅（くろまつえき）は、島根県江津市黒松町にあるJR西日本の山陰本線の駅です。この駅は、地域の交通網の一環として重要な役割を果たしています。

歴史

黒松駅は1918年11月25日に開業しました。当初は鉄道院により山陰本線の仁万駅から浅利駅までの延伸時に設置され、客貨の取り扱いが開始されました。1961年には貨物の取り扱いが廃止され、その後1977年に業務委託駅となりました。1985年には無人駅化され、1987年には国鉄の分割民営化に伴い、JR西日本の駅となり、再び有人駅となりましたが、1990年には再び無人駅に戻されています。

駅構造

黒松駅は、島式ホームを持つ地上駅で、1面2線の構成になっています。以前は駅舎が存在しましたが、現在は撤去されており、利用者は益田寄りの海側に設置された構内踏切を通ってホームにアクセスします。この駅は浜田鉄道部が管理している無人駅であり、かつてはホーム上に乗車駅証明書発行機が設けられていましたが、現在はこれも撤去されています。

のりば

2017年3月の時点では、ホームにのりば番号が整備されており、上り線の入口側が1番のりばとして指定されています。

利用状況

黒松駅の2022年の1日あたりの平均乗車人員は18人であり、過去の数年にわたっての利用状況は顕著な減少を示しています。2004年度には43人、1994年度には84人、1984年度には149人が乗車していました。この数値の推移は、地域の人口減少や交通手段の多様化などが影響していると考えられます。

駅周辺

黒松駅の周辺にはいくつかの重要な施設があります。中でも黒松郵便局や黒松海水浴場は地元住民や観光客にとって便利なスポットです。また、近隣には国道9号や島根県道204号黒松停車場線、島根県道237号黒松港線といった主要道路が通っており、地域の交通アクセスが容易になっています。

隣の駅

黒松駅の隣には、JR西日本の山陰本線にある石見福光駅と浅利駅があります。これらの駅も同様に地域の交通を支える重要な場所です。

結論

黒松駅は、歴史とともに地域に根づいた存在であり、現在も多くの人々に愛されています。無人駅としての特性を持ちながらも、周辺施設が豊富で、地域の交通インフラとしての機能を果たしています。

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