黒滝将人

黒滝将人

黒滝将人（くろたき まさと、1988年4月21日生まれ）は、北海道留萌郡小平町出身の元プロ野球選手です。ポジションは投手で、右投げ右打ちの選手でした。彼は主に千葉ロッテマリーンズに在籍していました。ここでは、彼のプロ入り前の経歴やプロでの成績、引退後の活動について詳しくご紹介します。

経歴

プロ入り前

黒滝は小平市の小平小学校にて、小平ファイターズで野球を開始しました。その後、小平中学校でもエースで4番を務め、名を馳せました。高校は札幌日本大学高等学校へ進み、在学中は特に注目される存在となります。彼は、田中将大や植村祐介と共に「北海道右腕三羽烏」と呼ばれ、強力な投手陣のうちの一人として周囲から期待されました。

しかし、高校野球での成績は素晴らしいものではなく、2006年春の北海道大会準決勝では駒大苫小牧に敗れたのが最高成績でした。春・夏ともに甲子園出場を逃したものの、2006年の高校生ドラフトで千葉ロッテマリーンズから3巡目指名を受けて入団します。この際、彼の最速146km/hの速球が特に評価されました。

プロ入り後

プロとしてのデビューは2007年で、黒滝は2軍での先発ローテーションに名を連ね、15試合で4勝7敗、防御率4.76という成績を収めました。この時、彼は同期入団の大嶺祐太と共に新しいエース候補として期待され、希望を抱かせるものでした。

また、同年5月31日の試合では、イースタン・リーグのVリーグで「フューチャーズ」と「茨城ゴールデンゴールズ」の交流戦に登板し、代打の片岡安祐美からヒットを打たれたことで、初めてプロ野球選手としてヒットを打たれた記録を持つことになります。

しかし、2008年には先発での結果が出せず、打ち込まれる日々が続き、最終的には16試合で0勝6敗、防御率9.00という散々な成績を残しました。特に同期の大嶺の活躍が目立っていたこともあり、黒滝の立場は厳しいものでした。2009年には2軍で11試合に登板しましたが、0勝2敗、防御率4.82という結果に終わりました。

2010年には来季の契約更新が行われないことが発表され、10月には任意引退選手として公示されました。彼のプロ野球選手としてのキャリアは思うようには進まなかったものの、その後の活動に期待が寄せられました。

現役引退後

引退後は、黒滝は球団で打撃投手とスコアラーとしての役割を果たしました。2016年には学生野球資格回復研修を受講し、翌年2017年には日本学生野球協会から資格認定を受け、学生野球選手への指導が可能となりました。これにより、彼は自身の経験を次世代の選手に伝えることができるようになりました。

詳細情報

• - 年度別投手成績: 一軍公式戦には出場していません。
• - 背番号: 36（2007年 - 2010年）、105（2011年 - 2014年）

黒滝将人は、プロ野球選手としては短いキャリアでしたが、その後の指導者としての活動により、今後も野球界に貢献し続けることが期待されています。

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