黒須洋嗣

黒須 洋嗣（くろす ひろつぐ）について

黒須洋嗣（1966年1月26日生まれ）は、振付家および俳優として知られ、特にパフォーマンス集団THE CONVOYのメンバーとして活動しています。埼玉県大宮市で生まれ、彼は愛称のXROSS（クロス）で親しまれています。

幼少期とダンスの始まり

1985年、黒須はポピュラーな音楽アーティスト、マイケル・ジャクソンに魅了され、ジャズダンスを始める決意をしました。ダンスの情熱に操られる中、室町あかねから指導を受け、着実にスキルを磨いていきます。

海外留学と成功の足跡

1987年にはニューヨークに渡り、そこで本格的にダンス留学を実現しました。1989年には、CBSのテレビ番組「STAR SEARCH '89」のオーディションを受け、見事に合格。その後、6週間にわたる勝ち抜き戦でダンス部門のグランドチャンピオンに輝きます。この成功により、ロサンゼルスのBOBBY BALL AGENCYに所属し、ハーブ・アルパートのプロモーションビデオなどにも出演しました。

活躍の場を広げる

1992年に帰国後、黒須は数多くのアーティストのためにコンサート、テレビ、CMの振付を手掛ける存在に。特に、1998年からはTHE CONVOYの一員として様々な舞台活動にも挑戦しました。彼のクリエイティブな才能は、振付だけに留まらず、脚本や構成にまで及びます。代表的な活動にはXROSS ACTやウグイス谷歌謡カーニバルなどがあります。

教育者としての一面

2009年からは文化学院で講師としても活動を開始。当時の経験や知識を若い世代に継承する機会を得ることで、さらに広い視点での芸術活動を展開しています。

主な振付作品と俳優活動

黒須の振付作品には、コーヒー・ルンバ（1992年）、GOLDFINGER '99（1999年）、SMAPの「BANG! BANG! バカンス!」や「Dear WOMAN」などがあり、多数の有名アーティストに振付を担当しました。また、CMの分野でもロッテのXYLISHやグリコのプッチンプリンなど、多くの広告に関与しています。

俳優としても、舞台や映画での多彩なキャリアを持ちます。「恋に唄えば♪」や、舞台『CHICAGO』などの名作に出演。また、テレビドラマにも進出しており、2008年の「探偵 左文字進12」や、近期の「君が獣になる前に」でも役を演じてきました。

総括

黒須洋嗣は、振付家および俳優としての多様なキャリアを通じて、エンターテインメントの世界で特異な存在感を放っています。彼の情熱的な創作活動は、今後さらに多くの人々に影響を与え続けることでしょう。

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