.la

.laドメイン：ラオス発、世界へ広がるインターネットの住所

.laは、東南アジアの国ラオスに割り当てられた国別コードトップレベルドメイン（ccTLD）です。一見、ラオスのためのドメインと思われがちですが、その利用は国境を越え、様々な形で活用されています。

.laドメインの歴史

.laドメインの管理は、ラオス国家インターネット委員会が後援するLA Names Corporationという企業に委託されています。当初、LA Names CorporationはAfilias社のレジストリサービスとDreamHost社のレジストラサービスを利用していましたが、DreamHost社がレジストラ事業から撤退したため、2007年にイギリスのCentralNic社にレジストラを移管しました。

2011年には、Panic Inc.が「世界初の絵文字ドメイン」として、💩.la（xn--ls8h.la）を作成し、話題を呼びました。

多様な.laドメインの活用例

.laドメインは、その短い文字列から、様々な用途に利用されています。

アメリカの地名としての利用: "LA"は、アメリカ合衆国のルイジアナ州やロサンゼルス市を表す略称としても使われます。公式サイトにも"The Internet Address For Los Angeles"（ロサンゼルのためのインターネットアドレス）と記載されています。
ドメインハックとしての利用: フランス語の"là"（英語の"there"に相当）や、中国語の"啦"（文末に用いられる語）と組み合わせて、ドメインハックとして利用されています。
* 短縮URLとしての利用: Mozilla Foundation（mzl.la）、テスラ（ts.la）、Digikala（dgka.la）、インテルラテンアメリカ（intel.la）、アメリカデジタル公共図書館（dp.la）など、多くの企業や団体が短縮URLやリダイレクトに.laドメインを使用しています。

ラーオ語ドメインの導入

2008年には、ラオスの公用語であるラーオ語による国際化国別コードトップレベルドメイン.ລາວ（.xn--yidc）が申請され、2019年に承認されました。これにより、ラオス語でのインターネット利用が促進されることが期待されます。

まとめ

.laドメインは、ラオスという国に紐づきながらも、その短い文字列と汎用性の高さから、世界中で様々な用途に活用されています。ドメインハックや短縮URLとしての利用は、その一例に過ぎません。今後、.laドメインがどのように進化し、活用されていくのか、注目が集まります。

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