096k熊本歌劇団について
096k熊本
歌劇団(オクロック くまもとかげきだん)は、
2020年に旗揚げされた
熊本県阿蘇郡高森町に本拠を置く
歌劇団です。女性のみで構成されており、熊本市内の常設劇場を拠点に、株式会社
コアミックスの作品を
原作とした
舞台公演を行っています。
概要
096k熊本
歌劇団は、
漫画を
原作とした
ライブパフォーマンスをコンセプトに掲げています。劇団員は全員、
コアミックスによるオーディションで選抜された10代後半から30代前半の女性24名で構成されています(2023年7月現在)。
特筆すべき点として、元
週刊少年ジャンプ編集長の
堀江信彦氏が代表を務める出版社
コアミックスが劇団運営に深く関わっています。これにより、
漫画作品の
舞台化における権利関係が円滑に進められています。また、2023年度中には初の専用劇場「096k座」がオープンする予定です。
「096k」の意味
劇団名にある「096k」は、
熊本県の
市外局番「096」と
歌劇団の頭文字「K」を組み合わせたものです。「オクロック」と読むのは、英語の「O'Clock(時)」にちなんでおり、若者たちが熊本で夢の時を刻むようにとの願いが込められています。
劇団の特色
運営母体
運営母体は東京の出版社
コアミックスですが、グループ企業である株式会社クマモトコミュニケーションズが劇団員のマネジメントを行っています。これにより、
舞台運営から所属
俳優の管理までを
コアミックスグループがワンストップで行う体制が整っています。大手出版社のバックアップは、劇団の継続的な運営や作品の保護において大きな強みとなっています。
熊本拠点の活動
劇団は
熊本県内での活動をメインとしており、常設劇場での定期公演を行っています。これは、地域振興への貢献を目的としたものでもあります。公式サイトでは「熊本から全国の公演を目指す」としており、熊本発の
エンターテインメントを全国に広めることを目標としています。
ライブ(生)を主眼においた活動
096k熊本
歌劇団は、映像作品のリリースやテレビ出演よりも、
ライブでの
舞台公演を重視しています。劇団員が共同生活を送りながら稽古に励むことや、定期公演を精力的に行っていることも、この方針を裏付けています。
共同生活
劇団員は高森町で共同生活を送りながら活動しています。レッスン場の拠点であるアーティストビレッジ阿蘇096区は、旧高森温泉館を改装したものです。共同生活を通して、劇団員同士の絆を深め、
舞台公演の質の向上に繋げています。
女性のみに固定された演者
096k熊本
歌劇団の大きな特徴として、男性キャラクターも全て女性が演じることが挙げられます。これにより、歌やダンス、アクションを通して作品の新たな魅力を表現しています。
講師陣
講師陣は国内外から招聘されており、日本人アクション女優の
シンシア・ラスターをはじめ、多種多様な指導者が在籍しています。
給料制で住居と食事も支給
オーディションで選ばれた劇団員には給料が支払われ、住居と食事が提供されます。また、チケットノルマやレッスン料も無料であるため、劇団員は経済的な心配なく活動に集中できる環境です。
レッスン環境
レッスンは、静かな環境の高森町にある「アーティストビレッジ阿蘇096区」で行われています。都市部と比較して騒音などの心配が少なく、集中して練習に取り組むことができます。
団員構成
劇団員は全国各地から
熊本県に移住しており、劇団の庇護下で稽古や活動を行っています。オーディションでは様々なバックボーンを持つ人材が集められ、多様な個性が
舞台を彩っています。
劇団員は、高森町の
職員(パートタイム会計年度任用
職員)としての顔も持っています。これは、
コアミックスと高森町が締結した連携協定に基づいたもので、劇団員は
歌劇団活動と並行して、町の広報活動や地域振興にも貢献しています。
作品
『舞台 前田慶次 かぶき旅 ~肥後の虎・加藤清正~編』(2021年)
『
舞台 前田慶次 かぶき旅〜鬼島津の女剣士・夕月〜編』(2022年)
楽曲
『傾奇者恋歌』(2021年)
『花のかぶき旅』(2021年)
『ひとりじゃない』(2021年)
『096kたいそう』(2022年)
『漢花』(2022年)
『えちくろっちか』(2022年)
『よっしゃあ漢唄』(2022年)
関係企業
株式会社
コアミックス
株式会社熊本コアミックス
株式会社クマモトコミュニケーションズ
出演
096k熊本
歌劇団は、多数のテレビ番組やラジオ番組、雑誌などに出演しています。
脚注
外部リンク
096k熊本歌劇団 OFFICIAL WEB SITE
096k熊本歌劇団公式Twitter
096k熊本歌劇団公式Instagram
096k熊本歌劇団 公式チャンネル - YouTube