1,000アワーズ

「1,000 Hours」は、アメリカのロックバンド、グリーン・デイが1989年4月に発表した初のEPです。この作品は、彼らがメジャーレーベルと契約する前のスウィート・チルドレン時代に数量限定でリリースされ、バンドの初期の音楽性を知る上で非常に重要な作品となっています。

1989年当時、バンドはスウィート・チルドレンという名前で活動していましたが、このEPのリリース後、反対を押し切ってグリーン・デイに改名しました。この改名は、彼らが新たな音楽の方向性を目指す決意を示すものでした。

「1,000 Hours」に収録された楽曲は、ビリー・ジョー・アームストロングが作詞作曲を手がけています。収録曲は以下の通りです。

1. 1,000 Hours
2. Dry Ice
3. Only of You
4. The One I Want

これらの楽曲は、初期のグリーン・デイの特徴である、メロディアスでありながらもパンクのエネルギーに満ちたサウンドを体現しています。特に、タイトル曲である「1,000 Hours」は、若者の焦燥感や恋愛感情をストレートに表現した歌詞が印象的です。

このEPは、後にコンピレーション・アルバム「1,039/スムーズ|39_スムーズド・アウト・スラッピー・アワーズ|1,039_スムーズド・アウト・スラッピー・アワーズ」に収録されました。これにより、「1,000 Hours」はより多くのファンに聴かれる機会を得て、グリーン・デイの初期の代表作としての地位を確立しました。

当時のメンバーは以下の通りです。

ビリー・ジョー・アームストロング - ボーカル、ギター
マイク・ダーント - ベース、バッキングボーカル
* アル・ソブランテ - ドラムス

アル・ソブランテは、1990年にバンドを脱退し、トレ・クールが後任として加入しました。そのため、このEPはアル・ソブランテが参加した貴重な音源としても知られています。

「1,000 Hours」は、グリーン・デイの音楽的なルーツを探る上で欠かせない作品であり、彼らの初期の勢いを感じることができる貴重な記録です。パンク・ロックファンはもちろん、グリーン・デイのファンであればぜひとも聴いておきたい一枚と言えるでしょう。

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