10人制ラグビー

10人制ラグビーについて

10人制ラグビーは、各チーム10人の選手が競い合うラグビーユニオンの一形態であり、英語では「Rugby tens」または「ten-a-side」と呼ばれています。これは、5人のフォワードと5人のバックスで構成されるのが特徴です。試合は、前半と後半に分かれて行われ、各ハーフの時間は10分です。また、選手が反則を犯した場合は、シンビン（退場）が3分間行われるルールも持っています。

フィールドサイズは15人制ラグビーと同じで、標準的な規定に基づいています。スクラムは、攻撃再開の起点と位置付けられていますが、時には15人制と同様に押し合うこともあります。2012年には、IRB（国際ラグビー評議会）が10人制の公式ルールを策定したことにより、さらにその普及が進みました。

このスポーツの人気は主にアジア地域に集中しており、特にマレーシア、インドネシア、シンガポール、韓国、タイなどで多くのファンを集めています。特にマレーシアにおいては、10人制ラグビーの発祥地とされ、国際大会である「コブラテンズ」が重要なイベントとなっています。香港でも「香港10人制ラグビー大会」が人気を博し、多くのチームが参加しています。

日本では、1999年度から関東医歯薬大学リーグにおいて人数不足の問題を解消するために10人制ラグビーが採用されました。これにより、選手の少ない大学でも試合を行いやすくなり、ラグビーの普及につながっています。

このように、10人制ラグビーはスピーディーでダイナミックな試合展開が魅力であり、そのルールの軽快さから幅広い層に親しまれています。特に試合時間が短く、ハンドリングやスキルが光る場面が多いため、観客にも楽しんでもらいやすいスポーツとなっています。

参考文献

• - Bath, Richard (ed.) The Complete Book of Rugby (Seven Oaks Ltd, 1997 ISBN 1-86200-013-1)

関連項目

• - ラグビーリーグ・ナインズ

外部リンク

• - COBRA Tens
• - Brisbane Global Rugby Tens
• - Hong Kong Tens
• - Vientiane Tens
• - Cape Town Tens
• - Bangkok Tens
• - Heineken High King Tens (アイルランド・ナヴァン)
• - Phuket Rugby 10s
• - Bondi Tens
• - Stockholm 10s
• - Landshark 10s (アリゾナ州フラッグスタッフ)
• - Helsinki 10s
• - Ibiza 10s
• - Manila Tens
• - TENS RUGBY Home Page

もう一度検索