17 (TOKIOのアルバム)

アルバム『17』の概要

TOKIOの12作目のオリジナルアルバム『17』は、2012年8月22日にJ Stormからリリースされました。約4年半ぶりのフルアルバムであり、前作『sugar』からの待望の新作となります。また、本作はJ Stormに移籍してからの初のアルバムということで、メンバーにとって特別な意味を持つ一枚です。

アルバム『17』のタイトルは、まさにTOKIOのデビュー17周年を祝うものです。さらに、ベストアルバムを含めた通算17枚目のアルバムであり、収録曲の数も17曲と、数字に秘められた特別な意味を持っています。アルバムのコンセプトは、メンバー自身によって作詞・作曲された新曲が主に構成されており、シングル曲やインスト曲は含まれていません。

このアルバムは、初回限定盤、通常盤/初回プレス仕様、通常盤の3種類でリリースされました。初回限定盤には、リードトラックである新曲「archive」のミュージックビデオが収録されたDVDが付属しています。このように、視覚的な楽しみも提供されています。通常盤には、レコーディングやジャケット撮影のドキュメンタリー映像が収録されており、メンバーの素顔を垣間見ることができます。なお、PVが付属されたDVDがアルバムに添付されるのは、この作品が初めてのことです。

収録曲の詳細

アルバムに収録されている楽曲は、多種多様なスタイルで構成されています。特に、リードトラックの「archive」は、長瀬智也が作詞・作曲を手掛けています。さらに、41stシングルの「advance」や、39thシングルの「雨傘」などのヒット曲も収録されています。

「...as one」は、メンバーの山口達也が作詞を担当し、元々は国分太一が作詞をする予定でしたが、急遽山口に依頼された経緯があります。また、「Autumn」は松岡昌宏の作詞・作曲による作品で、当初は長瀬に提供するつもりでしたが、結果的に松岡自身がボーカルを担当しました。

これらの楽曲に加え、初めて英詞が使われた「More」や、松岡昌宏による作詞・作曲のロースピードなど、多様な表現が楽しまれる一枚となっています。

5人体制最後のアルバム

『17』は、TOKIOの5人編成としての最後のオリジナルアルバムです。バンドのメンバー間での強い絆が反映された楽曲が多く、聴く人々に心温まるメッセージを届けます。TOKIOの音楽キャリアを締めくくると同時に、これからの彼らの活動への期待感も存分に詰まっています。

スタッフとプロデュース

このアルバムのプロデューサーはJULIE Kが務め、レコーディングやミキシングには青柳延幸、井上うに、山内克利が担当しました。マスタリングには山崎和重が関与し、プロの手によって完成度の高い作品が仕上がりました。アルバム『17』は、TOKIOの新たなステージへの足がかりとなる重要な作品となっています。

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