1843年の相撲

1843年の相撲界

1843年（天保14年）は、相撲界において様々な出来事があった年です。この年に行われた各地の興行や、将軍上覧相撲について詳しく見ていきましょう。

興行

1843年には、江戸、大坂、京都でそれぞれ相撲興行が行われました。

1月場所（江戸相撲）
場所：本所回向院
日程：2月23日（旧暦1月25日）より晴天10日間

1月場所は、江戸の本所回向院で開催されました。この場所は、旧暦の1月25日から10日間、天候に恵まれれば興行が行われるという形式でした。

5月場所（大坂相撲）
場所：難波新地

5月には、大坂の難波新地で相撲興行が開催されました。この場所は、大坂相撲の中心的な興行場所として知られています。

8月場所（京都相撲）
場所：四条河原
日程：8月30日（旧暦8月6日）より晴天5日間

8月には、京都の四条河原で相撲興行が行われました。この場所は、旧暦の8月6日から5日間、天候が良ければ興行が行われるという形式でした。

10月場所（江戸相撲）
場所：本所回向院
日程：12月6日（旧暦10月15日）より晴天10日間

10月場所は、再び江戸の本所回向院で開催されました。この場所も、旧暦の10月15日から10日間、天候に恵まれれば興行が行われるという形式でした。

上覧相撲

1843年には、将軍徳川家慶による上覧相撲も行われました。

上覧場所：江戸城吹上
上覧日：10月18日（旧暦9月25日）

将軍上覧相撲は、江戸城吹上にて行われ、旧暦の9月25日に実施されました。これは、相撲が武家社会においても重要な行事であったことを示しています。

まとめ

1843年は、江戸、大坂、京都で相撲興行が行われ、さらに将軍上覧相撲も開催されるなど、相撲界にとって非常に活気のある一年でした。これらの興行や上覧相撲を通じて、当時の相撲の隆盛ぶりを垣間見ることができます。

参考文献

酒井忠正『日本相撲史 上巻』ベースボール・マガジン社、1956年6月1日。

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