1911年オーストラレーシアン選手権

1911年オーストラレーシアン選手権

1911年オーストラレーシアン選手権は、オーストラリアのメルボルンにあるウェアハウスマンズ・クリケット・クラブを舞台に開催されたテニスの大会です。この大会は、後の全豪オープンへと繋がる、重要な初期の大会の一つです。

大会の流れ

1921年まで、全豪選手権で行われていた競技は男子シングルスと男子ダブルスの2部門のみでした。女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルスの3部門が追加されたのは1922年のことです。初期の全豪選手権は、外国人選手の出場が少なかったため、地元オーストラリア人選手の国旗表示は省略されていました。

大会経過

男子シングルス

準々決勝

ノーマン・ブルックス vs. ロドニー・ヒース：4-6, 6-4, 6-2, 6-3
ロン・ローランド vs. F・ダウン：6-3, 6-4, 6-3
ホーレス・ライス vs. ロナルド・トーマス：6-1, 6-4, 6-3
アーサー・オハラウッド vs. S・イングランド：6-1, 6-2, 6-3

準決勝

ノーマン・ブルックス vs. ロン・ローランド：7-5, 6-3, 6-1
ホーレス・ライス vs. アーサー・オハラウッド：7-5, 6-3, 2-6, 6-1

決勝戦

ノーマン・ブルックス vs. ホーレス・ライス：6-1, 6-2, 6-3

男子ダブルス

ロドニー・ヒース＆ランドルフ・ライセット vs. ノーマン・ブルックス＆J・アディソン：6-2, 7-5, 6-0

大会結果概要

男子シングルスでは、ノーマン・ブルックスがホーレス・ライスをストレートで下し優勝を飾りました。男子ダブルスでは、ロドニー・ヒースとランドルフ・ライセットのペアが、ノーマン・ブルックスとJ・アディソンのペアを破り優勝しました。

参考文献

“Our Open - 100 years of Australia's Grand Slam” News Custom Publishing, Victoria, Australia (2004) ISBN 1-876176-60-1
Bruce Matthews, “Game, Set and Glory: A History of the Australian Tennis Championships” The Five Mile Press, Victoria, Australia (1985) ISBN 0-86788-078-3

外部リンク

* 抽選表（提供：Grand Slam Tennis Archive）


この大会は、初期の全豪オープンを知る上で貴重な資料であり、当時のテニス界の様子を垣間見ることができます。ノーマン・ブルックスの活躍や、ダブルスの熱戦など、興味深い情報が満載です。

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