1932年の宝塚歌劇公演一覧

1932年の宝塚歌劇公演一覧

本記事では、1932年に行われた宝塚歌劇の各公演について詳しく紹介します。この年は、宝塚歌劇が多くの色とりどりの作品を上演し、観客を魅了しました。公演は大劇場を中心に行われ、各人気の組ごとに異なる演目が展開されました。

宝塚公演の組分けと演目

雪組

• - 1月1日 - 1月31日: 宝塚大劇場

- 『第七天國』（堀正旗）
- 『縁切杉』（久松一聲）
- 『雪月花』（水田茂）
- 『サルタンバンク』（白井鐵造）

月組

• - 2月1日 - 2月28日: 宝塚大劇場

- 『筑紫菅公』（小野晴通）
- 『ロボットの戯れ』（竹原光三）
- 『お弓始』（久松一聲）
- 『サルタンバンク』（白井鐵造）

花組

• - 3月1日 - 3月31日: 宝塚大劇場

- 『航海御用心』（坪井正直）
- 『地蔵山伏』（久松一聲）
- 『ホテルマゼスチツク』（宇津秀男）
- 『忠臣蔵』（坪内士行、水田茂、竹原光三）

再び雪組

• - 4月1日 - 4月30日: 宝塚大劇場

- 『木村重成の妻』（小野晴通）
- 『春のをどり<七曜譜>』（白井鐵造、水田茂）
- 『俄道心』（竹原光三）
- 『フーピーガール』（宇津秀男）

幅広い月組の公演

• - 5月1日 - 5月15日: 宝塚大劇場

- 『燈臺鬼』（小野晴通）
- 『セ・ケルケシヨーズ』（岩村和雄）
- 『棒しばり』（水田茂）
- 『春のをどり<七曜譜>』（白井鐵造、水田茂）
- 『フーピーガール』（宇津秀男）

花組の多彩な作品

• - 6月1日 - 6月30日: 宝塚大劇場

- 『足柄山』（坪内正直、水田茂）
- 『小間使』（岸田辰彌）
- 『七夕船』（久松一聲）
- 『パリゼット』（白井鐵造）

夏の雪組の魅力

• - 7月1日 - 7月31日: 宝塚大劇場

- 『牡丹畫譜』（小野晴通）
- 『オリンピック』（宇津秀男）
- 『蚊供養』（坪井正直、水田茂）
- 『パリゼット』（白井鐵造）

秋へ向かう月組

• - 8月1日 - 8月31日: 宝塚大劇場

- 『狂亂橋供養』（久松一聲）
- 『太刀盗人』（水田茂）
- 『ブーケ・ダムール』（白井鐵造）

花組と雪組の公演

• - 9月1日 - 9月30日: 宝塚大劇場

- 『鬼子母神』（坪内士行）
- 『鑪秋廣』（久松一聲）
- 『ブーケ・ダムール』（白井鐵造）

年末の公演

• - 10月1日 - 10月31日: 宝塚大劇場

- 『渡海船』（久松一聲）
- 『ホツトブレーク』（宇津秀男）
- 『身替座禪』（竹原光三）
- 『娘八景』（白井、久松、坪内、宇津、小野、岸田、水田、竹原）

• - 11月1日 - 11月30日: 宝塚大劇場

- 『十津川少女』（小野晴通）
- 『女王萬歳』（宇津秀男）
- 『ピストルを撃たが』（岸田辰彌）
- 『娘八景』（白井、久松、坪内、宇津、小野、岸田、水田、竹原）

• - 12月1日 - 12月28日: 宝塚中劇場

- 『秋夕夢』（坪井正直）
- 『大名は嫌ひだ』（久松一聲）
- 『手土産』（岸田辰彌）
- 『狐忠信』（坪内士行）
- 『再生の感激』（竹原光三）

• - 12月16日 - 12月28日: 宝塚大劇場 (花・月組合同)

- 『サルタンバンク』（白井鐵造）

東京への公演

この年、東京でも幾つかの公演が行われました。特に月組は新橋演舞場で3月24日 - 4月7日の期間に、昼夜さまざまな演目を披露しました。ここでは、昼の部と夜の部に分かれて行われた公演が大きな注目を集めました。

公演の記録

公演の中には、名古屋、岡山、広島、姫路、大阪など、宝塚・東京以外でも行われた特別な舞台もあり、これらの公演は次のように多彩でした。

最終的に、1932年の宝塚歌劇は、数多くの演目やキャストによる色とりどりの作品で評価される年となりました。観客はこの多様性を楽しみ、宝塚歌劇が持つ独自の美しさと魅力に魅了されたことでしょう。

参考文献

• - 宝塚歌劇90年史『すみれ花歳月を重ねて』
• - 『宝塚歌劇の60年』

もう一度検索