1940年の宝塚歌劇公演一覧

1940年の宝塚歌劇公演一覧

本記事では、1940年に行われた宝塚歌劇の公演内容を詳しく紹介します。この年は、様々な演目が披露され、各組によって魅力的な作品が上演されました。

公演概要

宝塚歌劇団は、基本的に月組、雪組、花組の3つの主要な組に分かれて公演を行っています。1940年の公演では、主に宝塚大劇場および東京宝塚劇場で多様な作品が上演されました。それぞれの公演では、著名な作家や演出家が作品に携わり、宝塚の舞台に華を添えました。

宝塚公演

1. 月組（1月1日 - 1月24日、宝塚大劇場）
- 『白雪姫』
- 作：小松栄（翻案）、脚本：宇津秀男
- 『すめらみくに』
- 構成・演出：岡田恵吉

2. 雪組（1月26日 - 2月24日、宝塚大劇場）
- 『富士太鼓』
- 作：楳茂都陸平
- 『草刈王子』
- 作：堀正旗

3. 花組（2月26日 - 3月24日、宝塚大劇場）
- 『プリンス街へ行く』
- 作：岡田恵吉

4. 月組（3月26日 - 4月24日、宝塚大劇場）
- 『白鳥の死』
- 作：中西武夫
- 『清姫』
- 作：岡田恵吉

5. 雪組（4月26日 - 5月24日、宝塚大劇場）
- 『太平洋』
- 作：高木史朗
- 『赤十字旗は進む』
- 作：菊地一夫、演出：東郷静男

6. 花組（5月26日 - 6月24日、宝塚大劇場）
- 『広虫姫』
- 作：坪井正直
- 『眞夏の夜の夢』
- 作：加藤忠松

7. 月組（6月26日 - 7月24日、宝塚大劇場）
- 『思ひ出の流れ』
- 作：中西武夫

8. 雪組（7月26日 - 8月25日、宝塚大劇場）
- 『アルプスの山の娘』
- 脚本・演出：東郷静男

9. 花組（8月27日 - 9月24日、宝塚大劇場）
- 『靜御前』
- 作：佐藤邦夫、演出：塩谷孝太郎

10. 月組（9月26日 - 10月24日、宝塚大劇場）
- 『忘草忍ぶ草』
- 作：河田清史

11. 雪組（10月26日 - 11月24日、宝塚大劇場）
- 『銃後の合唱』
- 作：坪井正直

12. 花組（11月26日 - 12月28日、宝塚中劇場）
- 『海軍病院』
- 原作：宮川マサ子、作：寺島信夫

東京公演

この年の東京公演では、特に東京宝塚劇場が中心に多くの作品が上演されました。特に、1月や2月の公演は新年にふさわしい華やかな内容で、多くの観客を魅了しました。

1. 花組（1月1日 - 1月30日、東京宝塚劇場）
- 『寶塚むすめ双六』

2. 月組（2月1日 - 2月27日、東京宝塚劇場）
- 『若き日のハイネ』

3. 雪組（3月1日 - 3月27日、帝国劇場）
- 『太平洋』を含む複数の新作が発表され、観客から好評を博しました。

舞台外公演

1940年には、宝塚・東京以外の公演も行われています。特に春には京都や大阪での公演が予定され、多くの地方のファンが宝塚歌劇を楽しむ機会を得ました。また、名古屋や岡山などの都市でも巡回公演が実施され、多様な地域での受け入れも進んでいます。

まとめ

このように1940年は、様々な作品が宝塚と東京を中心に展開され、多くの観客を楽しませる充実した年となりました。各作品はその時代の文化を反映し、宝塚歌劇団の技術と創造性の証明でもあります。宝塚の舞台は、今後も多くの人々の心をつかみ続けることでしょう。

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