1953年の宝塚歌劇公演一覧

1953年の宝塚歌劇公演一覧

本項目では、1953年に行われた宝塚歌劇の多彩な公演内容を振り返ります。この年、宝塚大劇場や帝国劇場を舞台に、星組、花組、雪組、月組の各組が様々な演目を披露しました。

宝塚公演

星組

• - 1月1日 - 1月30日: 『白蓮記』 (白井鐡造)

宝塚大劇場にて上演されたこの作品は、見応えのある演出が光りました。

花組

• - 2月1日 - 2月27日: 『白蓮記』 (白井鐡造)

同じ演目を花組も披露し、内容に新しい解釈を加えることで観客を惹きつけました。

雪組

• - 3月1日 - 3月30日: 『蝶々さん三代記』 (高木史朗)

深いストーリーが魅力のこの作品は、多くのファンを魅了しました。

月組

• - 4月1日 - 4月29日: 『春の踊り<花の宝塚>』 (白井鐡造)

彩り豊かな春のテーマに乗せて、エネルギッシュなパフォーマンスが好評でした。

花組

• - 5月1日 - 5月31日: 『春の踊り<花の宝塚>』 (白井鐡造)

再びこの演目を扱い、独特の美しさを追求し続けました。

星組

• - 6月2日 - 6月29日: 『ニューヨーク幻想曲』 (小西松茂・構成、渡辺武雄・演出)

異国情緒あふれる演出が印象的で、多くの観客の心を掴みました。

雪組

• - 7月1日 - 7月30日: 『ひめゆりの塔』 (菊田一夫)

戦争の悲劇を描いた感動的な作品が上演されました。

月組

• - 8月1日 - 8月30日: 『桃太郎記』 (白井鐡造)

日本の伝説にインスパイアを受けたストーリーが会場を湧かせました。

花組

• - 9月1日 - 9月29日: 『桃太郎記』 (白井鐡造)

再演ながらも新たな工夫を加えて新鮮さを保ちました。

星組

• - 10月1日 - 10月30日: 『船辨慶』 (水田茂)

- 『コッペリア』（小牧正英・振付）
- 『薔薇の大地』 (内海重典)
様々な演目が同時に進行し、多くの演技が観客を魅了しました。

雪組

• - 11月1日 - 11月30日: 『アラゴンの角笛』 (高崎邦祐)

- 『三つのバラード』（小西松茂・構成、渡辺武雄・演出）
- 『われら愛す』 (高木史朗)
人間ドラマが織りなされ、演技者たちの熱演が印象的でした。

月組

• - 12月2日 - 12月28日: 『ハヴァナの一夜』 (内村禄哉)

- 『武悪』 (平井正一郎)
- 『アンニー・ローリー』 (内海重典)
魅力的な結末で今年の締めくくりをしました。

東京公演

同年の東京公演は、以下のように行われました。

雪組

• - 1月1日 - 1月27日: 『ジャワの踊り子』 (菊田一夫)

帝国劇場で異素材の舞台が展開されました。

月組

• - 2月5日 - 3月4日: 『初恋物語』 (内海重典)

- 『宝塚おどり絵巻』 (平井正一郎・内海重典)
生活と夢が交錯する作品が、多くの支持を集めました。

星組

• - 3月25日 - 4月29日: 『白蓮記』 (白井鐡造)

多くの観客が訪れ、記憶に残る公演となりました。

雪組

• - 5月3日 - 5月28日: 『蝶々さん三代記』 (高木史朗)

帝国劇場にて、次世代の演技者たちが惜しみない努力を見せしました。

星組

• - 8月8日 - 8月31日: 『素襖落』 (水田茂)

- 『ニューヨーク行進曲』 (小西松茂・構成、渡辺武雄・演出)
まさに盛況で、新しい試みが印象付けられました。

雪組

• - 9月3日 - 9月25日: 『パリはいつも唄う』 (高木史朗・構成・演出)

- 『ひめゆりの塔』 (菊田一夫)
歴史との交錯を感じさせる演目でした。

宝塚・東京以外の公演

また宝塚・東京以外でも多くの公演が行われ、地方のファンにも親しまれました。
ここに挙げた演目は、全国のさまざまな劇場で披露され、観客と寄り添う存在となりました。

多種多様な演目により、宝塚歌劇団のスピリットと独自性が際立った年となった1953年。各組の努力と情熱が今も語り継がれています。

参考文献:

• - 宝塚歌劇90年史『すみれ花歳月を重ねて』p.263、278、294（宝塚歌劇団） ISBN 4-484-04601-6

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