1956年メルボルンオリンピックの体操競技・男子鉄棒

1956年メルボルンオリンピック 体操競技・男子鉄棒

1956年メルボルンオリンピックの体操競技における男子鉄棒は、体操競技で行われた男子8種目のうちの1つです。この大会には18の国から63人の選手が出場しました。これは1952年の185人から大幅に減少しています。参加国は最大6人まで出場できましたが、それ以外の国は最大3人までの出場制限がありました。

大会のハイライト

この大会で、日本の小野喬選手が金メダルを獲得し、竹本正男選手が銅メダルを獲得しました。また、ソビエト連邦（ソ連）のユーリ・チトフ選手が銀メダルを獲得しました。日本とソ連にとっては、鉄棒種目において初のメダル獲得となりました。特に、小野選手の金メダルは、日本の体操競技全体としても初の金メダルという快挙でした。

背景

オリンピックにおける男子鉄棒競技は、今大会で9回目の開催となります。鉄棒は、器具を用いる種目が実施されなかった1900年パリオリンピック、1908年ロンドンオリンピック、1912年ストックホルムオリンピック、1920年アントワープオリンピックを除くすべてのオリンピックで実施されています。

前回の1952年ヘルシンキオリンピックに出場した選手のうち、4名が今大会にも出場しました。その4名とは、前回5位入賞のソ連代表ヴィクトル・チュカリン選手、7位入賞のドイツ代表ヘルムート・バンツ選手、9位入賞のフィンランド代表ベルント・リンドフォシュ選手、そしてソ連代表のワレンチン・ムラトフ選手です。ムラトフ選手は、1954年の世界選手権で優勝しており、その際にはバンツ選手とソ連のボリス・シャハリン選手が2位となっています。

今大会では、オーストラリアとカナダがこの種目に初出場を果たしました。また、東ドイツと西ドイツが初めて東西統一ドイツとして参加しました。アメリカは最多となる8回目の出場を果たしています（1896年のアテネオリンピックのみ不参加）。

日程

競技時間は、オーストラリア東部標準時 (UTC+10) に基づいています。

結果

詳細な結果は以下の情報源を参照してください。

参考情報

Official Olympic Report
www.gymnasticsresults.com
* www.gymn-forum.net

この大会は、日本の体操競技史における新たな一歩を示すとともに、国際的な体操競技の発展に大きく貢献しました。

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