1975年の映画

1975年の映画業界の動向

1975年は日本と米国において、映画産業が大きな変化を迎えた年となりました。この年、特に米国ではパニック[[映画]]のブームが訪れ、スティーヴン・スピルバーグ監督の『JAWS/ジョーズ』が6月に公開され、1億1900万ドルの驚異的な興行収入を記録しました。これに続いて1974年末に公開された『タワーリング・インフェルノ』も5500万ドルの収入をあげ、これら2作品が興行成績の1位と2位を占めました。

日本国内でも、黒澤明監督の『デルス・ウザーラ』が第9回モスクワ国際[[映画祭]]で金賞を受賞。同じく、鈴木則文監督による『少林寺拳法』がアジア映画祭でミトラ賞を受賞し、日本映画の国際的評価が高まることとなりました。7月には、第25回ベルリン国際映画祭で田中絹代が銀熊賞（女優賞）を受賞し、活躍が目立ちました。

映画館の入場者数も増加し、1975年度の邦画を合わせた入場者数は1億7402万人、興行収入は1307億5000万円となりました。さらに、この年は洋画の配給収入が邦画を上回るという初の

もう一度検索