1978年のNFL

1978年のNFLシーズン

1978年9月2日、アメリカン・フットボールリーグNFLは第59シーズンのレギュラーシーズンを開始しました。このシーズンは、翌年の1月21日にフロリダ州マイアミで行われた第13回スーパーボウルや、1月29日のカリフォルニア州ロサンゼルスでのプロボウルを経て終了しました。これまでの14試合制から、今シーズンは各チーム16試合が行われることとなり、リーグ全体に変化がもたらされました。

ドラフト

1978年5月2日から3日にかけて行われたドラフトでは、全体334名の選手が指名されました。中でも、全体1位でヒューストン・オイラーズに指名されたアール・キャンベル選手が注目を浴びました。全体1位の指名権は、前年にわずか2勝しか挙げられなかったタンパベイ・バッカニアーズが得ましたが、彼らは1位指名権をタイトエンド選手のジミー・ガイルズや他のドラフト指名権と引き換えに譲渡しました。

主なルール変更

このシーズンでは、以下の重要なルール変更が実施されました。まず、レギュラーシーズンが14試合から16試合に変更され、プレーオフに参加可能なチーム数も8から10に増加しました。これにより、ワイルドカードとしてプレーオフの権利を獲得したチームが加わることとなり、初戦ではこの2チームが対戦することになりました。

さらに、バンプ・アンド・ランカバレッジはスクリメージラインから5ヤード以内でしか行えないという制限が設けられ、これは「メル・ブラントルール」として知られることになります。また、ボールが一度スクリメージラインを超えると、後ろに戻った場合でもフォワードパスを投げることが禁止されます。また、フォワードパスが空中にある際にボールをエンドゾーンの方向に叩くことも禁止されました。

ブロックに関しては、パスプロテクションの際に腕を伸ばしたり手を開いたブロックが認められるようにもなりました。加えて、インテンショナルグラウンディングの罰則が変更され、ダウン喪失と15ヤードの罰退からダウン喪失と10ヤードの罰退に緩和されました。エンドゾーン内からボールを投げた場合は、相手チームにセイフティが付与されることになります。

また、今シーズンでは7人目の公式審判としてサイドジャッジが導入され、試合の運営がさらに充実しました。

レギュラーシーズンのスケジュール

この年のレギュラーシーズンの対戦ルールは、前年の成績に基づいて決定され、各チームが16試合を戦いました。具体的な対戦相手の決定は、リーグの公式ルールに従い公平に行われました。

プレイオフと受賞者

シーズン終了後には、トーナメント形式でプレーオフが開催され、優れたパフォーマンスを見せた選手やチームがさまざまな賞を受賞しました。プロボウルについては、1979年のプロボウルの詳細を参照することができます。

関連項目

この年のNFLシーズンにおける重要な出来事として「ホーリー・ローラー」や「メドウランズの奇跡」などが含まれ、これらもまたフットボール史に名を刻む瞬間となりました。

もう一度検索