1985年アルペンスキー世界選手権

1985年アルペンスキー世界選手権は、1985年1月31日から2月10日の期間、イタリアのボルミオとヴァルフルヴァを舞台に開催されました。この大会では、男子と女子それぞれ滑降、大回転、回転、アルペン複合の4種目、合計8種目が実施され、世界各国の選手たちがその技を競い合いました。

今大会の特筆すべき点として、冬季オリンピックとの開催年が重ならないように、開催時期が偶数年から奇数年に変更されたことが挙げられます。これにより、アルペンスキーの世界選手権は、より独立したイベントとしての地位を確立することになりました。

競技結果の詳細は以下の通りです。

男子

滑降: 2月3日に開催。61名がエントリーし、53名が完走しました。コースは「Pista Stelvio」で、標高差1110m、コース長3680m、旗門数31という設定でした。
大回転: 2月7日に2本の競技が実施されました。99名がエントリーし、51名が完走。コースは「Stelvio」で、標高差385m、コース長1319m、旗門数は1本目が50、2本目が57でした。
回転: 2月10日に開催され、95名のエントリーに対し、完走者は35名でした。コースは「Stelvio」で、標高差202m、コース長500m、旗門数は1本目が69、2本目が66でした。
アルペン複合: ダウンヒルが2月1日、スラロームが2月5日に実施されました。62名がエントリーし、36名が完走。ダウンヒルのコースは「Stelvio」で、標高差915m、コース長3480m、旗門数35。スラロームのコースは「Stelvio」で、標高差202m、コース長500m、旗門数は1本目が59、2本目が64でした。

女子

滑降: 2月3日に開催。36名がエントリーし、34名が完走しました。コースは「Cividale」で、標高差685m、コース長2523m、旗門数37でした。
大回転: 2月6日に2本の競技が実施されました。55名がエントリーし、46名が完走。コースは「Cividale」で、標高差345m、コース長1270m、旗門数は1本目が48、2本目が47でした。
回転: 2月9日に開催され、52名のエントリーに対し、完走者は27名でした。コースは「Stelvio」で、標高差167m、コース長500m、旗門数は1本目が58、2本目が54でした。
アルペン複合: ダウンヒルが1月31日、スラロームが2月4日に実施されました。41名がエントリーし、27名が完走。ダウンヒルのコースは「Cividale」で、標高差640m、コース長2385m、旗門数31。スラロームのコースは「Stelvio」で、標高差167m、旗門数は1本目が56、2本目が57でした。

この大会は、アルペンスキー界における重要な節目となり、その後の世界選手権のあり方に大きな影響を与えました。

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