1985年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)

1985年度新人選手選択会議

1985年度の新人選手選択会議（一般的に1985年ドラフトと呼ばれる）は、1985年11月20日に東京のホテルグランドパレスで開催された第21回プロ野球ドラフト会議です。この年のドラフトは、特に桑田真澄選手と清原和博選手、通称「KKコンビ」に注目が集まりました。彼らは当時、早稲田大学に在籍し、大きな期待を持たれていました。

ドラフトの出来事

会議では70選手の交渉権が確定しました。その中でも特に注目を集めたのは、巨人が桑田を強行指名したことです。この指名により、巨人と桑田の間に事前に密約があったのではないかという疑惑、いわゆる「KKドラフト事件」が報じられるようになりました。それに対する批判や議論も多く、プロ野球界に衝撃を与える出来事となりました。

選択方法

今回のドラフトでは、抽選に外れた球団が選択を行う際の方式が工夫されました。奇数指名順位はウエーバー方式、偶数指名順位は折り返しウエーバー方式で希望選手を指名することとされました。このウエーバー順位は南海ホークス、ヤクルトスワローズ、日本ハムファイターズ、中日ドラゴンズ、阪急ブレーブス、横浜大洋ホエールズ、近鉄バファローズ、読売ジャイアンツ、ロッテオリオンズ、広島東洋カープ、西武ライオンズ、阪神タイガースの12球団によって決定されました。

指名選手

それぞれの球団は自らのニーズや戦力補強を考慮して選手を指名しました。特に桑田選手と清原選手は多くの球団から関心を持たれたため、彼らを巡るドラフトでの競争は非常に熾烈でした。たとえば、桑田選手は若干のトラブルを抱えつつも巨人に入団を果たし、やはり清原選手も同様に注目を集めていました。

選手選定の結果、多くの選手がドラフトで指名を受けることになりましたが、一部の選手はドラフトの時点で入団を拒否する意向を示しました。このことからも、1985年度のドラフトは非常に重要な年であったことがわかります。指名された選手たちはそれぞれが持つ才能と夢を胸に、プロ野球選手としての第一歩を踏み出しました。

このように、1985年度新人選手選択会議は、球団間の競争、選手の希望、そして野球界の将来に影響を与える重要な出来事であったと言えるでしょう。

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