1985年東京都議会議員選挙

1985年東京都議会議員選挙について

1985年7月7日、東京都議会議員選挙が実施されました。この選挙は、東京都議会を構成する議員を全面的に改選するもので、都政だけでなく国政にも影響を与える重要な選挙として位置づけられていました。

選挙の背景

東京都議会は、1965年に自主解散したため、統一地方選挙よりも2年遅れて選挙が実施されています。東京都以外で統一地方選挙で実施されない都道府県議会議員選挙は、茨城県と沖縄県のみです。

この選挙は、2期目の折り返し点を過ぎた鈴木俊一都知事の都政に対する中間評価の意味合いを持ち、また、全国の世論を占うものとして、各党が国政選挙並みに力を入れて選挙戦に臨みました。

当時の東京都知事は、1983年の統一地方選挙で再選を果たした鈴木俊一氏です。選挙は1985年6月28日に告示され、改選数は127議席でした。

選挙結果

1985年7月7日に投票が行われ、投票率は53.50%でした。翌日に開票が行われた結果、自民党が改選議席を上積みすることに成功した一方で、社会党は前回に引き続き議席を減らし大敗を喫しました。公明党と共産党は、前回よりも議席を増やす結果となりました。

当選した議員の所属党派は以下の通りです。

自由民主党
公明党
日本共産党
日本社会党
新自由クラブ
民社党
無所属

補欠選挙

1987年4月には、1987年東京都知事選挙に併せて補欠選挙が実施されました。

選挙データ出典

朝日新聞1985年6月28日付夕刊1面「党派別立候補者数」
朝日新聞1985年7月8日付夕刊1面「党派別当選者数」
朝日新聞7月9日付1面「都議選　新分野党派別得票」

参考文献

朝日新聞社『「朝日新聞」縮刷版 1985年6月号』
朝日新聞社『「朝日新聞」縮刷版 1985年7月号』

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