1987年の南海ホークス

1987年の南海ホークスの動向

1987年の南海ホークスは、監督杉浦忠の2年目を迎えた重要なシーズンであり、チームは大きな打線の変革を進めました。1番には若手の佐々木誠、2番には湯上谷宏が配置され、開幕を迎えました。これにより、前年の不振を吹き飛ばすスタートを切ることができました。

シーズンの序盤、チームは4月を勝ち越しで終え、前年のような不振から解放されました。特に、佐々木と湯上谷の連携は素晴らしく、若手の新しい力がチームに勢いをもたらしました。しかし、シーズン中盤には多少の波もありましたが、8月までに首位の西武と6.5ゲーム差という位置にいます。このまま行けば、2位も夢ではないと期待されました。

しかし、9月に入るとチームは7勝12敗という成績に沈み、公式戦を通じて投打ともに息切れを起こしました。その結果、最終的には日本ハムに抜かれ、4位でシーズンを終えることとなったのです。打撃陣では、若手コンビが中心となって活躍した一方、円熟期を迎えた山本和範や18年目を迎えた門田博光などの経験豊かな選手もそれなりの成績を収めました。特に、加藤英司は巨人からの移籍選手として通算2000安打を達成し、これが彼の引退前の記念すべき出来事となりました。同じく門田も8月26日の西武戦で2000安打を達成。

もう一度検索