1990 FIFAワールドカップ・予選

1990 FIFAワールドカップ予選の概要

1990年に開催されるFIFAワールドカップの予選には、116チームが参加を表明しましたが、最終的には103チームが予選に臨むことになりました。開催国であるイタリアと前回の優勝国アルゼンチンは、予選を経ずに本大会への出場権を獲得しました。そのため、残りの22枠は予選を通じて争われたのです。

初出場チームと制約を受けたチーム

この大会の予選には、ガボン、オマーン、パキスタンの3チームが初めて参加しました。一方で、いくつかのチームは出場停止処分を受けています。FIFAの判断によって出場できなかったのは、ベリーズ、モーリシャス、モザンビークでした。また、大陸連盟による制限によりメキシコも出場できませんでした。さらに、バーレーン、インド、モルディブ、南イエメン、レソト、ルワンダ、トーゴが試合を行わずに棄権し、リビアは途中棄権という事態になりました。

各大陸からの出場枠

1990 FIFAワールドカップの出場枠は、各大陸ごとに配分されました。

ヨーロッパ予選

• - 出場枠: 13枠 + 開催国のイタリア

- グループ1: ルーマニアが予選通過。
- グループ2: スウェーデンとイングランドが予選通過。
- グループ3: ソビエト連邦とオーストリアが予選通過。
- グループ4: オランダと西ドイツが予選通過。
- グループ5: ユーゴスラビアとスコットランドが予選通過。
- グループ6: スペインとアイルランドが予選通過。
- グループ7: ベルギーとチェコスロバキアが予選通過。

南米予選

• - 出場枠: 2.5枠 + 前回優勝国のアルゼンチン

- グループ1: ウルグアイが予選通過。
- グループ2: コロンビアが大陸間プレーオフ進出。
- グループ3: ブラジルが予選通過。

北中米カリブ海予選

• - 出場枠: 2枠

- コスタリカとアメリカ合衆国が予選通過。

アフリカ予選

• - 出場枠: 2枠

- エジプトとカメルーンが予選通過。

アジア予選

• - 出場枠: 2枠

- アラブ首長国連邦と大韓民国が予選通過。

オセアニア予選

• - 出場枠: 0.5枠

- イスラエルが大陸間プレーオフ進出。

1990年のFIFAワールドカップ予選では、最終的にコロンビアが本大会出場権を得ることとなり、各大陸から選ばれた代表チームがワールドカップに挑むこととなりました。これは、各国の選手たちにとって国際舞台での戦いの始まりを意味していました。

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