1992年のNFLドラフト

1992年NFLドラフト

1992年のNFLドラフトは、第57回目のNFLドラフトとして、1992年4月26日から27日の2日間、ニューヨークのタイムズスクエアにあるマリオット・マーキスで開催されました。このドラフトは、NFLの指名制度が大きく変わる直前の年であり、各チームは12巡まで指名することができましたが、翌年からは8巡までの指名へと変更されました。

ドラフト指名順は、完全ウェーバー制によって決定されました。前シーズンのNFLで最も成績が悪かったインディアナポリス・コルツが、全体1位指名権を行使し、ワシントン大学のDE（ディフェンシブエンド）であるスティーブ・エントマンを指名しました。さらにコルツは、トレードによって全体2位指名権も獲得し、クエンティン・コリャートを指名しました。

前年のハイズマン賞を受賞したデズモンド・ハワードは、1巡4位で指名を受けました。ハワードは、後に第31回スーパーボウルでMVPに選ばれるという輝かしい実績を残しました。また、1990年のハイズマン賞受賞者であるタイ・デトマーは、9巡という下位での指名となりましたが、NFLで13シーズンを主に控えQB（クォーターバック）として過ごしました。

しかし、この年のドラフトでは、プロフットボール殿堂入り候補にノミネートされた選手は一人もおらず、1巡指名選手がオールプロに選出されたのも延べ2回のみという結果でした。

主な指名権のトレード

この年のドラフトでは、いくつかの重要な指名権トレードが成立しました。

タンパベイ・バッカニアーズは、全体2位指名権をインディアナポリス・コルツのQBクリス・チャンドラーとのトレードで放出しました。
シンシナティ・ベンガルズは、全体4位指名権と3巡指名権を、ワシントン・レッドスキンズの2つの1巡指名権（全体6位、28位）及び3巡指名権とのトレードで譲渡しました。
フェニックス・カージナルスは、全体7位指名権をマイアミ・ドルフィンズのWR（ワイドレシーバー）ランダル・ヒルとのトレードで手放しました。
ニューイングランド・ペイトリオッツは、全体8位指名権をアトランタ・ファルコンズの1巡、2巡、4巡指名権とのトレードで失いました。

その他

指名選手については割愛します。

また、ドラフト外入団の主な選手についても割愛します。

参考情報

* 1992 NFL Draft Pick Transactions （英語）

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