1999年の台風

1999年の台風

1999年には、太平洋北西部で合計22個の熱帯低気圧が発生し、そのうち半数の11個が日本に接近しました。このうち、2つの台風が日本に上陸しています。

台風の発生状況

台風発生数: 22個
日本への接近: 11個
日本への上陸: 2個

月別の台風発生数

詳細な月別の発生数については、データが不足しているため、具体的な数値は不明です。

各熱帯低気圧の活動時期

各台風の活動時期については、下記で詳細を記載しています。

主な台風の解説

台風1号（ケイト）

発生日: 4月23日
国際名: Kate
その他: 199901・04W・ディディン

台風2号（レオ）

その他: 199902・05W

台風3号（マギー）

その他: 199903・06W・エタン

台風4号

その他: 199904・07W

台風5号（ニール）

その他: 199905・09W・ヘルミン

台風6号

その他: 199906・10W

台風7号（オルガ）

その他: 199907・11W・イサン

台風8号（ポール）

その他: 199908・12W

台風9号（レイチェル）

その他: 199909・13W

台風10号（サム）

その他: 199910・16W・ルディン
チャイナエアライン642便着陸失敗事故の引き金にもなった。

台風11号（ドーラ）

その他: 199911・07E
越境台風

台風12号（ターニャ）

その他: 199912・17W

台風13号（ヴァージル）

その他: 199913・19W

台風14号（ウェンディ）

その他: 199914・20W・マメン

台風15号（ヨーク）

その他: 199915・21W・ネネン

台風16号（ジア）

その他: 199916・22W

台風17号（アン）

その他: 199917・23W

台風18号（バート）

発生日: 9月19日
国際名: Bart
その他: 199918・24W・オニアン
特徴: この年に発生した台風の中で最も強い勢力に発達しました。沖縄県近海では中心気圧930hPa、最大風速45m/sを記録し、那覇市では最大瞬間風速58.9m/s、最大風速35.2m/sを観測しました。
上陸: 9月24日に熊本県北部に上陸。大分県を縦断後、山口県宇部市付近に再上陸。その後、日本海に抜け、北海道に再上陸し、温帯低気圧に変わりました。
被害: 九州地方を中心に甚大な被害をもたらしました。

台風19号（キャム）

その他: 199919・25W

台風20号（ダン）

その他: 199920・26W・ペパン

台風21号（イヴ）

その他: 199921・27W・レニン

台風22号（グロリア）

その他: 199922・30W・トライニング

台風16号について

9月11日に日本の南海上で発生した熱帯低気圧は、当初台風に発達しないと予想されましたが、予想に反して発達しながら北上し、14日に台風となりました。宮崎県南部に上陸後、四国を縦断し、兵庫県に再上陸、近畿地方から中部地方を経て、長野県で熱帯低気圧に変わりました。

台風の影響と表現の見直し

1999年には、台風の影響ではないものの、8月に神奈川県で熱帯低気圧の豪雨による玄倉川水難事故が発生しました。この事故を教訓に、強い熱帯低気圧や台風でなくても大きな被害が生じる可能性があると結論付けられました。

その結果、熱帯低気圧や台風における「弱い」「並の強さ」「中型」などの勢力表現が、災害への危機感を薄れさせる原因となるとして、2000年6月1日以降、これらの表現は廃止されました。

外部リンク

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