1999年のJリーグカップ

1999年Jリーグカップ

1999年のJリーグカップは、4月7日に開幕し、11月3日までの間に行われたサッカーのトーナメント大会です。冠スポンサーにはヤマザキナビスコが名を連ねており、正式名称は「Jリーグヤマザキナビスコカップ」となっています。大会の結果、初優勝を成し遂げたのは柏レイソルでした。

大会の概要

1999年のカップ戦には、JリーグのJ1及びJ2から合計26クラブが参加しました。全ての試合はノックアウト方式で行われ、1回戦から準決勝までの試合は、ホーム＆アウェーの2試合制で進行します。各対戦の合計得点が勝敗を決定づけ、もし同点になった場合は、Vゴール方式の延長戦に進み、それでも決着がつかなければPK戦で勝者を決めます。決勝戦は、90分の単試合形式で行われ、同様に延長戦とPK戦が設けられています。

試合スケジュール

大会の日程は、以下の通りになっています。

• - 1回戦: 第1戦は4月7日、2戦目は4月14日に実施されました。
• - 2回戦: 第1戦は6月12日、2回戦目は6月19日に開催されました。
• - 準々決勝:

- 柏レイソル vs. 〇〇（2戦合計2-0）
- 名古屋グランパス vs. 〇〇（2戦合計3-2）
- FC東京 vs. 〇〇（2戦合計3-2）
- 鹿島アントラーズ vs. 〇〇（2戦合計2-2、Vゴールにより勝利）

• - 準決勝:

- 柏 vs. 〇〇（2戦合計3-3、Vゴールにより柏が勝利）
- 鹿島 vs. 〇〇（2戦合計3-1）

• - 決勝: 柏レイソル対鹿島アントラーズ

決勝戦の詳細

決勝では、柏レイソルと鹿島アントラーズが雌雄を決することになりました。柏は、この大会で初のタイトルを狙う一方、鹿島は2度目の栄冠を目指して臨みました。この試合では、柏が洪明甫選手を累積警告により欠く状況でした。

試合は柏が序盤に先制するものの、鹿島は後半で連続して2ゴールを決め、逆転に成功します。しかし、試合終了間際にDF渡辺毅がゴールを挙げ、柏が同点に追いつきます。これにより試合は延長戦へと突入し、延長でも決着がつかなかったため、PK戦に持ち込まれました。

PK戦では、サドンデス方式に突入し、鹿島の小笠原満男のシュートを柏のGK吉田宗弘がセーブ。続けて柏のDF萩村滋則が決めたことで、柏レイソルは見事に初の3大タイトルを獲得しました。

表彰

大会のMVPは柏レイソルの渡辺毅選手に贈られ、さらにはFC東京の佐藤由紀彦選手がニューヒーロー賞を受賞しました。

このように1999年のJリーグカップは、サッカーファンにとって印象深い大会であり、柏レイソルの初優勝が記憶に残る瞬間となりました。

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