2時ですこんにちは

2時ですこんにちは（にじですこんにちは）

『2時ですこんにちは』は、1966年11月21日から1968年1月16日までの間、日本テレビ系列で放送されたワイドショーです。この番組は平日の月曜日から金曜日までの毎日、14:00から14:55までの55分間放送され、日本のテレビ史に名を刻みました。

番組の背景

この番組が誕生した背景には、当時のテレビ業界の動向があります。1964年4月にはNETテレビ（現在のテレビ朝日）が、日本初の朝のワイドショー『モーニングショー』を立ち上げ、続く1965年4月には昼間のワイドショー『アフタヌーンショー』がスタートしました。こうした流れの中、日本テレビは競争の激しい昼帯に、新たに14時からの放送枠を開拓する形で『2時ですこんにちは』を始めました。

番組の構成

放送は月曜から木曜までが日本テレビの制作によるもので、金曜日のみ読売テレビが制作を担当していました。初めは『奥さまワイドショー 2時ですこんにちは』という名称で放送されていましたが、後に『2時ですこんにちは 小山田宗徳ショー』と改題されました。

司会者

番組の前期には伊丹一三（後の伊丹十三）が司会を務めており、後期には小山田宗徳がその役割を引き継ぎました。彼らの司会により、視聴者に親しみやすい雰囲気が醸し出され、番組は多くの支持を集めました。

コーナー

番組は特定のコーナーを設けており、前期は次のような内容が展開されていました：

• - おめでとうパパ：視聴者や出演者の家族の祝い事をお祝いするコーナー。
• - 何が出るかしら：様々なサプライズや商品を紹介するコーナー。
• - ショッピングコーナー：視聴者に役立つ商品を紹介し、購入を促す企画。
• - 食べる知恵：食事に関する知識やレシピを共有するコーナー。

後期には内容が日替わりとなりました。

• - 月曜日：昔この人は：懐かしい有名人や出来事を振り返るコーナー。
• - 火曜日：あなたはどう考える：視聴者に議題を提供し、考えを共有する企画。
• - 水曜日：紹介します：気になる話題や商品を紹介するコーナー。
• - 木曜日：恋文物語：恋愛に関するエピソードやメッセージを取り上げる企画。
• - 金曜日：女シリーズ：女性に特化したテーマや内容を紹介するコーナー。

番組の影響

『2時ですこんにちは』は、放送終了後もそのスタイルや内容が後のワイドショー番組に影響を与えました。特に、平日午後の午後2時台という放送枠は、その後も多くの情報番組によって受け継がれ、進化を遂げました。番組終了からわずか半年後、14時台には『婦人ニュース（第2期）』という新たな情報番組がスタートし、視聴者の支持を集めることになりました。

このように、『2時ですこんにちは』は日本のテレビ番組史における重要なワイドショーの一つであり、視聴者に多くのエンターテインメントと情報を提供した記念すべき存在だったのです。

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