2時のニュース

2時のニュース

『2時のニュース』（にじのニュース）は、1984年4月から1992年10月2日、そして1996年6月3日から1997年3月28日までの間、TBSで放送されたローカル・スポットニュース番組です。この番組は、平日の午後に放送される短いニュースコーナーとして設立され、午後2時から午後2時5分までのわずか5分間の放送でした。これにより、視聴者が昼のひとときに最新のニュースをサクッと確認できる場を提供しました。

番組は、1984年4月にスタートした際、TBSが平日の午後に新たに導入したスポットニュース枠に位置付けられました。それ以前には『TBSニュース』が週末版として放送されており、これを平日にも展開する形で新たに始まったものでした。1992年10月には、14時のドラマ再放送枠が廃止され、『スーパーワイド』が始まると、この番組はそのニュースコーナーの一部として統合され、一旦はその活動を終了しました。

しかし、1996年には『スーパーワイド』が打ち切られたことにより、14時の枠が再びドラマ再放送に戻り、『2時のニュース』が復活します。続いて『わいわいティータイム』のスタートにより、再び14時のワイドショーの一部として内包されることになります。これにより、番組は再び放送を休止することとなりました。

その後、2005年には『ジャスト』が終了し、それに伴って番組内のニュースコーナーが独立して『TBSニュース』として放送されるようになりました。さらに、2006年4月から放送が始まった『2時ピタッ!』および、同年10月から始まった『2時っチャオ!』でもそれぞれニュースコーナーが設けられました。すべての番組が関東ローカル枠内でニュースを継続して取り扱っていたため、視聴者は地域の情報を得ることができました。

2009年3月30日には『THE NEWS』という名称に改められ、2010年には再び『TBSニュース』という名称に戻り、2013年9月には『Nスタ』の放送時間拡大に伴い番組が終わることになりました。なお、番組のオープニングでは第2期の際にJNNニュースのテーマ曲が使用され、多くの視聴者の耳に残っています。

また、『2時のニュース』はローカルニュースとしての扱いがされていたため、JNN協定の適用を受けていませんでした。他の系列局は、時には他系列の番組を遅れネットすることもあり、本番組自体のネットは少なかったですが、新潟放送では『BSNニュース』という名前で放送されたこともあります。中部日本放送では、時期によっては同じ時間帯にローカルニュースを編成しており、大きなニュースが発生した際には本番組を急遽ネットすることもありました。

本番組は、その短い放送時間ながらも、地域の情報を提供し続け、視聴者に必要なニュースを迅速に届ける役割を果たし、TBS系列の午後の情報番組の中で重要な位置を占めていました。

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