2004年の野球

2004年の野球

2004年の野球界では、多くの出来事がありました。年初から様々なイベントが開催され、選手やチームの活躍が目立った1年です。

1月の動向

1月20日には、元プロ野球選手の谷沢健一が社会人野球の西多摩倶楽部の監督に就任するニュースがありました。その後も、1月23日には日本高校野球連盟の会長が、プロの現役選手やOBによる高校球児への指導が一時的に解禁されるための覚書に調印しました。1月30日には、春の選抜高校野球大会に出場する32校が決定しました。

3月のハイライト

3月4日、長嶋茂雄が脳梗塞で入院。これにより、ファンの間に大きな衝撃が走りました。また、3月23日には選抜高校野球大会が始まり、特に3月26日には東北高校のダルビッシュ有選手が、春夏通算35度目のノーヒット・ノーランを達成し、話題となりました。

4月の記録

4月4日には、関西学生野球リーグで同大の染田賢作がリーグ史上初の完全試合を達成し、その名を刻みました。同日には選抜高校野球大会の決勝戦も行われ、愛媛県の済美が愛知県の愛工大名電に勝利し、初出場ながら優勝を果たしました。この試合は、降雨の影響でナイターでの試合となりました。

5月の大会結果

5月には、東京六大学野球リーグで明治大学が優勝し、また東都野球リーグでは日大が春季戦での優勝を決めました。加えて、5月17日にはIOC会長が2008年北京オリンピックで野球を正式種目にすることを約束しました。かつてない盛り上がりを見せたこの時期、明治大学の一場靖弘選手が107奪三振も記録し、注目を集めました。

6月から7月の国際大会

6月には、大学選手権で明治大学が完全試合を達成し、またアテネオリンピック日本代表が決まる中、日本代表とキューバ代表の壮行試合が行われました。この試合は1対1の引き分けに終わりました。

8月の国際大会

アテネオリンピックでは、日本が準決勝でオーストラリアに敗れ、銅メダルを獲得することができました。準決勝の敗戦は痛かったものの、3位決定戦でカナダに勝利し、なんとかメダルを持ち帰ることに成功しました。

秋の動向と結末

11月には、東京六大学野球秋季リーグ戦で慶応大学が優勝し、さらに冬に入ると第31回社会人野球日本選手権大会でJFE西日本が優勝を果たしました。年間を通じて盛りだくさんの出来事に恵まれた2004年の野球界は、多くの選手やチームが新たな歴史を作り、ファンの心に残る印象深い年となりました。

競技結果としては、アマチュア野球での優勝チームは王子製紙や東北福祉大学などが目立ち、メジャーリーグでもボストン・レッドソックスが84年ぶりのワールドシリーズ優勝を果たすなど、国際大会でも日本のチームが躍進を遂げました。さらにいくつかの選手が惜しまれながら亡くなり、その功績が評されました。

このように、2004年の野球は多くの記録や出来事が盛りだくさんで、これからも語り継がれるべき重要な年であったと言えます。

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