2005年の相撲

2005年の相撲界の振り返り

2005年、相撲界は数々の記録と出来事に彩られた年でした。特に横綱・朝青龍の強さが際立ち、彼の支配する相撲界では新たな歴史が刻まれました。彼はこの年、史上初の7連覇を達成し、年間6場所完全制覇を果たしました。さらに、年間最多勝利記録も更新し、その強さを証明しました。

主な出来事

この年の大きな出来事としては、9月25日に行われた大相撲9月場所での優勝が挙げられます。この大会において、朝青龍は年6場所制導入以降、6場所連続優勝を達成しました。そして11月26日、11月場所においても同様に優勝し、7連覇達成と同時に年間の全ての場所での勝利を収めることに成功しました。これは、北の湖が持っていた年間最多勝利記録84勝をも更新するものでした。

このように朝青龍が圧倒的な戦績を残す一方で、若手力士たちの成長も見逃せません。琴欧州、白鵬、稀勢の里、普天王などの新星たちが次々と台頭し、相撲界の未来を担う存在へと成長していく様子が伺えました。特に11月30日には関脇・琴欧州が大関に昇進し、ヨーロッパ出身力士として初の大関を誕生させたことが注目されています。

本場所の概要

2005年の本場所は、以下のように開催されました。

• - 一月場所（初場所）: 両国国技館で、1月9日から1月23日まで。
• - 三月場所（春場所）: 大阪府立体育会館で、3月13日から3月27日まで。
• - 五月場所（夏場所）: 両国国技館で、5月8日から5月22日まで。
• - 七月場所（名古屋場所）: 愛知県体育館で、7月10日から7月24日まで。
• - 九月場所（秋場所）: 両国国技館で、9月11日から9月25日まで。
• - 十一月場所（九州場所）: 福岡国際センターで、11月13日から11月27日まで。

また、トーナメント大会では、第29回日本大相撲トーナメントで白鵬が初優勝を果たし、第14回大相撲最強決定戦では黒海太が優勝しました。さらに、10月3日には明治神宮例祭奉祝の全日本力士選士権大会で琴欧州が初優勝を記録しました。

引退と大関昇進

2005年は引退する力士も多く、特に濱ノ嶋と貴ノ浪の引退相撲が行われました。また、11月30日に行われた番付編成会議では、琴欧州の大関昇進が決定され、大きな注目を集めました。

その他の出来事

相撲界には他にも色々な出来事がありました。たとえば、5月29日には納谷幸喜が相撲博物館の館長に就任し、6月13日には故二子山満氏の葬儀が行われました。

なによりも印象的だったのは、曙太郎が米プロレスの興行でビッグ・ショーとの相撲マッチに挑戦し、勝利したことです。このように2005年の相撲界は多様な出来事によって記憶に残る年となりました。

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