2008年の労働界

2008年の労働界

2008年（平成20年）の労働運動、労働環境、雇用、賃金など労働分野に関する出来事をまとめました。

出来事

9月

9月15日 - リーマン・ショック: サブプライムローン問題に端を発した経営危機により、アメリカの証券会社大手、リーマン・ブラザーズが経営破綻しました。同日、米銀行大手のバンク・オブ・アメリカが、同じくサブプライムローン問題で経営危機に陥っていたメリルリンチの買収を発表。この出来事をきっかけに、アメリカ発の金融危機が全世界へと波及し、世界経済と雇用に深刻な影響を与えました。

10月

10月6日-10日 - 暗黒の一週間: ニューヨーク、東京、ロンドン、アジアなど、世界の株式市場で記録的な暴落が発生しました。ロシアなどでは株式取引の一時停止に追い込まれる事態となりました。また、アメリカやヨーロッパ経済の先行き不安から円が買われ、急激な円高が進行し、輸出関連企業に大きな打撃を与えました。

12月

12月11日 - バンク・オブ・アメリカが、今後3年間で約3万人から3万5千人の従業員を削減する計画を発表しました。これは、9月15日に発表したメリルリンチの買収や、景気悪化に伴う余剰人員の削減を目的としたものでした。
12月31日 - 年越し派遣村: 複数のNPOや労働組合が連携し、東京・日比谷公園に「年越し派遣村」を開設しました。これは、契約解除などによって職と住居を失った派遣労働者などのために開設された一時的な避難所でした。当初の想定（約150名）を大幅に上回る約500名が集まり、社会的な注目を集めました。年越し派遣村は2009年1月5日に撤収しました。

死去

4月17日 - 大江洸、全国労働組合総連合元議長（ 1929年）が逝去されました。

関連項目

* 日本の労働運動史

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