2011年のバレーボール

2011年バレーボール界の動向

2011年は、バレーボール界にとって激動の1年となりました。国内外で様々な出来事が起こり、多くのドラマが生まれました。

国内の主な出来事

高校バレー

1月には、全日本バレーボール高等学校選手権大会（春高バレー）が開催され、男子は東亜学園が3年ぶり4回目の優勝、女子は東九州龍谷が3年連続5回目の優勝を果たしました。夏のインターハイでは、男子は創造学園が初優勝、女子は東九州龍谷が2年ぶり5回目の優勝を飾りました。

Vリーグ

3月11日に発生した東日本大震災の影響で、Vリーグのレギュラーラウンドは打ち切りとなり、男子は堺ブレイザーズ、女子はJTマーヴェラスが優勝となりました。また、チャレンジリーグも同様に打ち切りとなり、男子はジェイテクトSTINGS、女子は上尾メディックスが優勝となりました。黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会では、男子は東レ・アローズ、女子はJTマーヴェラスがそれぞれ初優勝を飾りました。

その他の国内大会

国民体育大会では、成年男子は東京都、成年女子は滋賀県、少年男子は山口県、少年女子は同じく山口県がそれぞれ優勝しました。全日本大学男女選手権大会（全日本インカレ）では、男女ともに東海大学が優勝。天皇杯・皇后杯全日本選手権では、男子はパナソニック・パンサーズ、女子は東レ・アローズがそれぞれ優勝しました。

国際大会の主な出来事

日本代表の活躍

全日本女子チームは、モントルーバレーマスターズでキューバを破り初優勝。MVPには中道瞳が選出されました。また、ワールドグランプリでは5位入賞を果たしました。アジア選手権では準優勝という成績を収めました。

世界の動向

ワールドカップでは、男子はロシア、女子はイタリアが優勝しました。また、世界ジュニア選手権では、男子はロシア、女子はイタリアがそれぞれ優勝。ユニバーシアード大会では、男子はロシア、女子はブラジルが優勝しました。世界ユース女子選手権大会は開催国トルコが優勝しています。

その他の出来事

ルール改正

FIVBのルール改正を受け、日本でも新リベロ・リプレイスメントが導入されました。これにより、第1リベロと第2リベロの交代制限が撤廃されました。

チームの活動状況

四国Eighty 8 Queenが活動を休止し、後に仙台ベルフィーユとして活動を再開しました。

関係者の逝去

日本バレーボール界の発展に貢献した山岸紀郎氏、河野徳男氏、松平康隆氏がこの年に亡くなりました。

まとめ

2011年は、東日本大震災という未曾有の災害に見舞われながらも、バレーボール界は様々な出来事を通して、力強く前進しました。国内外での数々のドラマは、多くの人々に感動と勇気を与え、バレーボールの魅力を改めて知らしめる1年となりました。また、この年を境に、バレーボール界は新たな時代へと突入していくことになります。

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