2011年北海道議会議員選挙

2011年北海道議会議員選挙

2011年北海道議会議員選挙は、北海道議会を構成する議員を選出するために2011年4月10日に投票が行われました。この選挙は、北海道議会議員の4年の任期満了に伴って実施され、統一地方選挙の一環として北海道知事選挙と同時に行われました。

選挙の背景

北海道は、日本社会党の流れを汲む民主党の勢力が強い地域であり、過去の道議会議員選挙でも自民党と激しい戦いを繰り広げてきました。今回の選挙では、定数104議席に対し149名が立候補し、14選挙区（31名）が無投票当選となりました。残る34選挙区で118名が73議席を争いました。

特筆すべきは、無投票当選者が過去最多となったことです。その背景には、自民党や共産党が候補者を絞ったこと、そして定数3以上の選挙区において自民・民主両党が複数候補擁立の当初方針を徹底できなかったことなどが挙げられます。

選挙の概要

告示日: 2011年4月1日
投票日: 2011年4月10日
改選議席数: 104議席（前回より2議席減）
立候補者数: 149名（うち31名が無投票当選）
選挙区: 48選挙区（うち14選挙区が無投票）

無投票となった選挙区

4人区: 空知管内、十勝管内
3人区: 札幌市白石区、後志管内、上川管内
2人区: 札幌市清田区、江別市、石狩市・石狩管内、胆振管内、オホーツク管内
1人区: 留萌市、稚内市、紋別市、伊達市

選挙当日の有権者数は3,345,200名で、内訳は男性が1,551,512名、女性が1,793,688名でした。

選挙結果

投票率は58.87％（投票者数1,969,628名）で、前回比-5.58%でした。無投票の14選挙区を除いた34選挙区での選挙の結果、自民系が改選前の50議席から1議席増やし51議席を獲得、第一党を維持しましたが、過半数には届きませんでした。民主系も改選前の40議席から1議席増の41議席を確保しました。

公明党は擁立した8名全員が当選、共産党は改選前の2議席から1議席に減らしました。道議選に初めて候補者を擁立したみんなの党と市民ネットワーク北海道は、全員が落選しました。

最終的に、高橋はるみ知事を支える道政与党である自民党と公明党が議会の多数派を維持する結果となりました。

参考文献

北海道知事選挙及び北海道議会議員選挙のページ（北海道選挙管理委員会）
北海道新聞2011年4月10日付

関連項目

2011年北海道知事選挙
2015年北海道議会議員選挙
2019年北海道議会議員選挙

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