2013年のJリーグ

2013年 日本プロサッカーリーグ（Jリーグ）シーズン概要

2013年シーズンのJリーグは、12月18日に発表された大会方式の概要に基づいて運営されました。この年から本格的にクラブライセンス制度が導入され、J1およびJ2の合計40チームが参加するリーグ戦が展開されました。クラブライセンスは前年に基づいて審査され、その結果により出場できるチームが決定しました。

特に注目されたのは、若手選手の出場機会を増やすために、23歳以下の選手が下部カテゴリーのクラブに移籍する際、移籍期間の制限を一時的に撤廃する取り組みが行われたことです。この変更は前年の10月31日に決定されたもので、若手の成長を促す狙いがありました。また、1993年のJリーグ開幕から20年を迎えることを記念し、特別なイベントも多数企画されました。

主なできごと

1月17日には、J1およびJ2の開幕カードや各クラブのホーム初戦が発表されました。開幕節の横浜F・マリノスと湘南ベルマーレの試合会場について、日産スタジアムでの改修工事の遅れから「会場未定」とされましたが、2月1日には日産スタジアムでの開催が正式に決定。さらに、ザスパ草津が「ザスパクサツ群馬」にチーム名を変更しました。

2月26日には理事会で松本山雅FCのホームタウンが拡大されたことが承認され、またブラウブリッツ秋田とツエーゲン金沢が準加盟となりました。シーズンを通じて、ファンの期待を高めるような新しい取り組みとして、最優秀ゴール賞の設立も決定しました。

5月1日には、Jリーグ開幕20周年を祝う「Jリーグの日」の登録が日本記念日協会に承認され、特別イベントが開催されました。特別試合では浦和レッズと鹿島アントラーズが対戦し、記念セレモニーも盛大に行われました。

8月20日には、複数のクラブの準加盟が承認され、9月17日の理事会では新たに福島ユナイテッドFCやアスルクラロ沼津などの準加盟が認められました。11月19日には、カマタマーレ讃岐がJ2へ昇格する決定が下された一方で、J1下位チームの降格も確定しました。

昇格・降格の結果

J1リーグでは、大分トリニータやジュビロ磐田、湘南ベルマーレが降格し、ガンバ大阪とヴィッセル神戸がJ1昇格を果たしました。また、カマタマーレ讃岐は入れ替え戦を制し、J2昇格を成功させました。昇格プレーオフ決勝では徳島ヴォルティスが勝利し、J1昇格を決めました。

Jリーグアウォーズ

12月10日には横浜アリーナでJリーグアウォーズが開催されました。ここではベストイレブンが発表され、特に海外から帰化した選手以外の日本国籍を持つ選手のみで構成されたことが話題となりました。また、月間MVPやベストゴールの発表も行われ、多くのサポーターの心をつかみました。

このように、2013年のJリーグシーズンはプロモーション施策や新設制度に加えファンとの接点をさらに広げる努力が潜んでおり、サッカーのさらなる発展の礎となる年でした。

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