横浜アリーナ

横浜アリーナの概要

横浜アリーナ（よこはまアリーナ）は、神奈川県横浜市の新横浜に位置する多目的ホールです。1989年4月1日に開館し、以降は音楽やスポーツイベントをはじめとする多種多様な催しで利用されています。施設の管理と運営は株式[[会社]]横浜アリーナが行っており、親会社は西武鉄道です。略して「横アリ」と呼ばれることが多く、県内では最大規模の屋内施設になっています。

歴史と沿革

横浜アリーナは、横浜市の市制施行100周年と横浜港の開港130周年を記念して建設され、横浜博覧会の一環としてオープンしました。初代法人の麒麟麦酒、横浜市、プリンスホテルが出資する三者共同運営でスタートし、県内最大のイベントスペースを提供しています。新横浜駅からのアクセスも良く、コンサートやスポーツ、企業イベントなど様々な用途で利用されてきました。その稼働率は9割を超えることもあります。

2016年には老朽化により約半年間の休業を経て全面改修が行われ、新たに大型LEDサイネージが設置されるなど、施設の最新化が図られました。2017年には西武鉄道がキリンホールディングスからの株式取得により新たな筆頭株主となり、その後の運営が一層強化されました。さらに、2022年には再び改修工事が行われ、長期にわたる施設の利用が可能となりました。

設備と特徴

アリーナは最大収容人数17,000人を誇り、最大面積は8,000平方メートルに及びます。コンピュータ制御のラムダシステムにより、可動式シートを自由に配置できるため、イベントに応じた座席レイアウトを迅速に設定可能です。観客席は「センター席」「アリーナ席」「スタンド席」などに分類されており、多様なイベントに対応できる設計となっています。

また、アリーナの隣には新横浜NEW SIDE BEACH!!というライブハウスや、音楽スタジオ「Studio MUGIC」が併設されており、アーティストにとっても便利な環境が整っています。さらに、イベントに合わせて屋外スペースでもフリーマーケットが開催されることがあります。

公式キャラクターと地域貢献

横浜アリーナには、2009年に公式キャラクター「ヨコアリくん」が登場しました。青いアリのキャラクターは開館日と同じ1989年に誕生し、イベントや地域行事に参加するなど、横浜の顔としても活動しています。

開催されるイベント

横浜アリーナでは、成人式やコンサート、スポーツイベントなど多くの行事が行われています。成人の日には、2万人以上の新成人が参加する式典が開催され、横浜市内注目のイベントの一つとなっています。また、松任谷由実のオープニングセレブレーションコンサートから始まり、多くのアーティストがここでパフォーマンスを展開してきました。特に、地元のアーティストであるゆずのコンサートが多く開催されており、ファンに親しまれています。

スポーツイベントとしては、テニスやバレーボール、プロボクシングの試合も行われており、広範囲にわたるスポーツ活動の場ともなっています。さらに、テレビ番組の公開収録も多く行われており、地域の文化発信の拠点としても重要な役割を果たしています。

アクセスと近隣施設

新横浜駅から徒歩数分というアクセスの良さも、横浜アリーナの大きな魅力です。近隣には、キュービックプラザ新横浜や新横浜プリンスホテルなども立地しており、訪れる人々にとって利便性を高めています。アリーナ自体は、多目的に利用できるため、訪れる人々にとって多くの思い出を提供しています。

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