2014年ソチオリンピックのインド選手団

2014年ソチオリンピックのインド選手団

2014年2月7日から23日にかけてロシアのソチで開催されたソチオリンピックには、当初、インド選手団が「独立参加選手団」として参加しました。これは、インドオリンピック委員会（IOA）が資格停止処分を受けていたため、選手は個人名義での参加となり、IOCコードは「IOP」（Independent Olympic Participants）が用いられ、五輪旗が使用されました。

この措置は、過去にも同様のケースがありましたが、組織としての連続性はありません。通常、オリンピックへの参加は国内オリンピック委員会名義で行われますが、インドの場合は政府がオリンピック憲章に反して委員会に干渉しようとしたため、IOCが資格停止処分を下しました。

参加選手は、アルペンスキー、クロスカントリースキー、リュージュの3名でしたが、開会式では選手ではなくボランティアが旗手を務めました。リュージュのシバ・ケシャバン選手は、インド国旗で参加できなかったことを「恥ずかしく情けない」と述べています。

過去の個人参加や独立参加は、国家消滅や戦争、内戦による国際的な制裁などが理由でしたが、反社会的事件による参加は初めてのケースでした。

しかし、IOCはインドオリンピック委員会の再選挙後、2月11日に資格停止を解除しました。これにより、競技を終えた選手を除く2名がインド選手団として参加できるようになり、閉会式ではアルペンスキーのヒマンシュ・タークル選手が旗手を務め、インド国旗を持って入場しました。

選手団

人員: 3名
閉会式旗手: ヒマンシュ・タークル

競技結果

アルペンスキー
ヒマンシュ・タークル：男子大回転 (72位、3:37.55)
クロスカントリースキー
ナディーム・イクバール：男子15kmクラシカル (85位、55:12.5)
リュージュ
シバ・ケシャバン：男子1人乗り (37位、3:37.149)

関連事項

オリンピックの独立参加選手団
1992年バルセロナオリンピックの独立参加選手団
広州アジア大会 - クウェートの事例

外部リンク

国際オリンピック委員会 - インド
* Sochi Olympics - 2014 Winter Games in Russia results & videos

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