2015 FIFA女子ワールドカップ・ヨーロッパ予選

2015 FIFA女子ワールドカップ ヨーロッパ予選

2015 FIFA女子ワールドカップに向けたヨーロッパ予選は、欧州サッカー連盟（UEFA）に加盟する46チームが参加し、カナダで開催される本大会への出場権をかけて争われました。ヨーロッパには8つの出場枠が与えられています。

特筆すべき点として、アルバニア女子代表が初の国際大会に、モンテネグロ女子代表が初のフル代表としての国際大会にそれぞれ出場しました。

開催方式

予選は以下の3段階に分けて行われました。

1. 予備予選
シード順下位の8チームが、4チームずつ2組に分かれて集中開催方式で対戦しました。
各組上位2チームが最終予選に進出しました。
開催地はマルタとリトアニアで、両国はそれぞれ異なる組に割り当てられました。

2. 最終予選
予備予選を免除された38チームと、予備予選を突破した4チームの計42チームが参加しました。
6チームずつの7組に分かれ、ホーム&アウェー方式の総当たり戦を行いました。
各組1位のチームが本大会への出場権を獲得しました。
各組2位のチームのうち、成績上位4チームがプレーオフに進出しました（1位、3位、4位、5位のチームとの対戦成績で評価）。

3. プレーオフ
最終予選から進出した4チームが、ノックアウトトーナメント（ホーム&アウェー方式）で対戦しました。
勝ち残った1チームが本大会への出場権を獲得しました。

シード順

シード順は、以下の大会の結果に基づいて決定されました。

2009 女子EURO（予選を含む）
2011 女子ワールドカップ（予選を含む）
2013 女子EURO（予選のみ）

各大会の成績には、それぞれ20：40：40の割合で重みが付けられました。

予備予選

組み合わせ抽選は、2012年12月18日にスイスのニヨンで行われました。

グループA

開催地：マルタ

グループB

開催地：リトアニア

最終予選

組み合わせ抽選は、2013年4月16日にスイスのニヨンで行われました。組み合わせ抽選のポット分けは以下の通りです。

凡例：

: 本大会出場（グループ1位）
: プレーオフ進出（グループ2位で、かつ7グループのチームのうち4位以上）
: 敗退（グループ3位以下、あるいはグループ2位になっても7グループのチームのうち5位以下）

グループ1

グループ2

※当初のスコアは2-0でルーマニアの勝利でしたが、ルーマニアが出場停止処分中の選手を出場させたため、没収試合（ルーマニアの0-3での敗戦扱い）となりました。

グループ3

※当初のスコアは0-2でイスラエルの勝利でしたが、マルタが出場停止処分中の選手を出場させたため、没収試合（イスラエルの0-3での勝利扱い）となりました。

グループ4

グループ5

グループ6

グループ7

各組2位チームの比較

各組2位のチームは、最下位チームとの対戦成績を除いた8試合の成績で比較され、上位4チームがプレーオフに進出しました。

プレーオフ

プレーオフの組み合わせ抽選は、2014年9月23日にニヨンで行われました。UEFA女子代表チームランキングに基づき、イタリアとオランダがシードとなり、1回戦で他の2チームと対戦しました。

1回戦

1st leg: 2014年10月25日・26日
2nd leg: 2014年10月29日・30日

2回戦

1st leg: 2014年11月22日・23日
2nd leg: 2014年11月26日・27日

1回戦の結果、オランダとイタリアがそれぞれ勝ち進みました。

2回戦の結果、オランダが2戦合計2-3で勝利し、女子ワールドカップへの出場権を獲得しました。

出典

大会公式サイト - UEFA.com（英語）
FIFA Women's World Cup Canada 2015 UEFA Preliminaries - FIFA.com（英語）
RSSSFによる記録

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