2016年のバレーボール

2016年のバレーボールに関する総括

2016年のバレーボール界では、多くの重要な出来事がありました。国内大会の結果やリオデジャネイロオリンピックへの参加状況を中心に、年間の出来事を振り返ります。

1月の全日本高等学校選手権

この年の始まりを飾ったのは、第68回全日本バレーボール高等学校選手権大会です。男子は東福岡高校が、女子は下北沢成徳高校がそれぞれ優勝を果たしました。東福岡は見事に連覇を達成し、強豪の名を刻みました。

3月のVリーグプレーオフ

3月には、Vリーグプレミアリーグのプレーオフ決勝が行われました。女子部門では久光製薬スプリングスが日立リヴァーレをセットカウント3-1で下し、男子は豊田合成トレフェルサがパナソニックパンサーズを3-2で刈り取りました。両チームともに力強いパフォーマンスを見せ、ファンを魅了しました。

5月の黒鷲旗全日本男女選抜大会

5月には、第65回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会が開催されました。男子ではJTサンダーズがジェイテクトSTINGSに勝利し、女子ではJTマーヴェラスがNECブルーロケッツをフルセットの末に下しました。この大会でJTは男女ともに栄光を手にし、アベック優勝を果たしました。

さらに、リオ五輪女子世界最終予選においては、日本がイタリアに敗れたものの、勝ち点1を獲得して4位以上を確定させ、4大会連続のオリンピック出場を決めました。

6月のオリンピック予選

6月には男子のリオ五輪世界最終予選が行われましたが、日本は残念ながらオーストラリア戦で敗北。この結果、男子チームはオリンピック出場権を逃しました。この責任を受けて、男子強化委員長が辞任を表明する事態に至りました。

女子代表は6月27日に発表され、主将には木村沙織が選出されましたが、フル代表候補の古賀紗理那が外れる結果となり、チームの方針が問われる場面となりました。

新ルール導入と監督人事

6月29日、日本バレーボールリーグ機構はリオ五輪に向けた新たな国際ルールの適用を発表しました。これに伴い、ビデオ判定（チャレンジシステム）の試験導入や、テクニカルタイムアウトの廃止も行われることとなりました。

10月25日には、日本代表の監督人事が新しくなり、女子は中田久美、男子は中垣内祐一がそれぞれ選任されました。この変革は両チームの将来に大きく影響するものとなります。

12月の処分

12月、男子日本代表監督の中垣内祐一が重傷人身事故を起こしたとして、けん責処分を受けたことが発表されました。また、所属する堺ブレイザーズの社長も厳重注意を受ける結果となり、波紋を呼びました。

まとめ

2016年のバレーボール界は、様々なトピックがありました。国内大会での活躍に加え、世界的な舞台での挑戦や新ルールの導入が行われ、振り返るべき重要な年となりました。ファンにとっては、今後の選手たちの活躍が非常に楽しみな一年でもあります。

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